最大摂取可能カロリー
最大摂取可能カロリーという概念を想定します。
人間がある時点で摂取可能なカロリーの最大値です。
それを考えた場合、時間に対して一定または逓増(増加率が増える)することはありえないことがわかります。
C=最大摂取可能カロリー
t=時間
https://gyazo.com/a70236daeeaf06bcadc1984c2708068e
これはありえない
たとえば人間は、3日断食してすぐに3日分の(摂取するはずだった)カロリーを摂取できません
https://gyazo.com/bd580021230e0096057e38a11d348cc9
これもありえない
例えば人間は、3日断食してすぐに9日分の(摂取するはずだった)カロリーを摂取できません
https://gyazo.com/b4b63010c7a14d31bdff9c3aa6ed8697
ということでたぶんこれが実態になる。
最大摂取可能カロリーというのは、最初は勢いよく増えて、だんだん増加率が緩やかになり、頂点を迎え、ゆるやかに下っていき、勢いよく下がって、ゼロに至る。
例えていいますと、
一度満腹になって、6時間くらい何も食べずに経てばまた空腹になる。このときの最大摂取可能カロリー(A)を1単位とする
さらに6時間何も食べずに経った時点で、このときの最大摂取可能カロリー(B)は2単位よりも小さくなる
B<2A
そしてさらに6時間何も食べず経ったくらいで、最大摂取可能カロリー(C)は最大値となる(と仮定)
C-B<B-A
次の日になって、だんだん摂取可能カロリーは下がっていく(断食のしすぎにより)
三日目の断食で、最大摂取可能カロリーはゼロになる(急には何も食べれない。水くらいしかほしくない)
(あくまで仮想例です)
ダイエットに適用しますと、
たとえば痩せるには食事の回数を増やせばいいというアドバイスが存在します
これは高頻度で、一回当たり少量食べれば痩せるというアドバイスだと思います
しかし太っている人の行動原理として、食べ始めると満腹まで食べがちというのがあります
高頻度にすると、毎回満腹になろうとします
最大摂取可能カロリーのグラフというのが、一枚目のグラフのように一定の増え方なら、これはあまり問題になりません
2時間ごとに4回食べても、8時間おいて1回食べても、食べれる量は同じになるからです
しかし、実際の最大摂取可能カロリーというのは、三枚目のグラフのような形である可能性が高いので、2時間ごとに毎回摂取可能カロリーが急速に回復しながら4回食べるとかになります。
傾きの大きいところを繰り返すからです
よって、摂取カロリーが増えます
断食をする場合、
例えば6時間ごとに3回満腹になるよりも、18時間に1回満腹になったほうが摂取カロリーは少なくなる可能性が大きい(3枚目のグラフにより)
もっと長期間の断食をする場合
最大摂取可能カロリーがゼロ付近になるくらいの断食を定期的にすると、さらに減量効果は高くなる(実際にやると健康には悪い可能性があるので、医師などに相談してください)
一言で言うと、
高頻度で何度も満腹になると太りやすくなり、低頻度でしか満腹にならないと痩せやすくなる、
という当たり前のことなのですが、
その背後にはグラフで表したような最大摂取可能カロリーの動きが想定できるということです