一日の体重は最大値と最小値の範囲で把握しよう
# 一日の体重は最大値と最小値の範囲で把握しよう
減量をうまく行う上で大事な考え方があります。
それは、一日ごとの体重を一つの数値ではなく、最大値と最小値の範囲で把握することです。
その人の体重にもよりますが、人間の体重は一日の間に2kg前後くらいは当たり前に上下します。
その変化する体重を、「自分の体重は70kgだ」というふうに一点で把握することは本来とても奇妙なことなのです。
体重の場合、ペットボトル一本の飲料を飲むだけで500gとか増えますし、トイレに行けば数百グラム減ることもあるでしょう。
その細かな変動を見て、太った痩せたと考えることには意味がありません。
夜だけの一日一食をした場合、体重は夕食前に一番軽くなり、夕食後に一番重くなります。
私の場合は夕食での飲み食いで体重が1kgから1.5kg増えます。
自分の体重は、その日の一番軽い体重と、一番重い体重の範囲を動いているものだと認識することにはメリットがあります。
そうすることで、数百グラムの変動にぬか喜びしたり焦ったりすることなく、冷静に自分の体重を把握できるようになるのです。
ここで注意喚起となります。最小値をより低い体重にするため、安易な手段として水を我慢するというのがありますが、これは絶対に止めましょう。
とくに夏場などでは熱中症のリスクをあげます。
また、水分不足により胆石になったりするということも体験談だけですが、聞いたことがあります。
体重の数字をわずかでも下げるために無理をして水の摂取を控えるという行為は意味がありません。
それはボクサーがやっている減量と同じ原理だということを自覚しましょう。
ボクサーでも危険なのです。一般人がしていいことではありません。
「今日は70kgから71.0kgの範囲だったな」というふうに把握し、その最大値と最小値がそれぞれ徐々に少しずつ下に移動することを目指すのです。
私は体重が減る時期は、1.0kgたべると次の日の夕食までに1.05kgへり、また次の日に1.0kg食べて次の日の夕食までに1.05kg減るなどを繰り返しているとイメージしています。
※身長の場合も、朝と寝る前では1センチ程度変わることがあるといいます。
しかし、その平均の値はほぼ安定しており、減量のように意図して大きく変えることはできないため、一点で把握することは合理的です。
**まとめ**
毎日の体重は一点の数値ではなく、最大値と最小値の間の範囲で把握しましょう。
自分の体重を冷静に見つめる助けになります。
また、どんなときも水はしっかり摂りましょう。
追記