Quartoでスライドを作る動機
#2025/7/19 #inbox
from 可搬性の高い執筆環境を考える
Quartoでスライドを作る動機
大体はlatexでスライド作成に書いてあると思う
一言でまとめると
効率的な資料作成の方法を求めてBeamerに行き着き
更なる効率化+品質向上のためQuartoに移行する
以下は時系列順に語る:
PowerPointでの資料作りにうんざりしていた
いつ頃かな?
2024?
配置やらフォントやら,なぜGUIで指定する必要がある?
もっと効率的な方法はないのか?
Markdownとかふつうのコードみたいに書きたい,と思う
そこで目をつけたのがlatex
ちょうど研究会用の論文を執筆していて,目に止まった
当時はlatex用のテンプレートを見つけて,そこで中断
これは講義のレポート提出に使用した
bibtexの使い方が分からず,提出ファイルの参照が欠けたのだったか
今では良い思い出
latexでスライドを作成するツールとしてBeamerが存在
いい感じのテーマとしてmetropolisがあった
latexの練習にもなるのでいい感じに思えた
晴れて,共通のデザインで資料を作れるように
しかも特段操作が必要ない
本質的な作業に従事でき,以前より効率的
しかしtexコードはかなり書きづらい
実際,内容と構成を考えたらGeminiに投げて生成してもらっていた
latexをやめてMarkdownにすることを考える
latexは全体的にシステムが古く,面倒な印象が強い
正直よく分からない記法が多い
その度に調べる必要があり,そこそこ時間がかかる
Markdownなら全部覚えているので問題ない
パッケージのインポート?一つで非常に手間がかかる
どのパッケージと競合しているとか,説明を見るのが面倒
将来性が感じられず,時間をかけて学習する意義が見出せない
Markdownで代替した方が効率的なのでは?
学習済みのため学習コストはゼロ
MarpやQuartoなど,関連ツールがたくさん存在
特にQuartoであればPythonライブラリが使用でき,表現の幅が広がる
ManimCommunity/manimが面白そうで,発表で使いたくなった
可視化を行えるMatplotlibなどのライブラリがそのまま使えるのも良い
Quartoを使おう!
学習コストがないか,触ってみたい内容ばかりで,関連の学習に問題がない
Markdownと主要なPythonライブラリは一通り学習済み
微妙に取っ付きづらいtex関係と違い,Pythonは幾分かマシ
気分の問題かも?
textlintやGithub Actionsなどは未知だが,将来的に使いたかったので,好都合
devcontainerもいつかやりたいと思っていた
ただし,latexには時間を割きたくない
先述の特徴もある > Pythonライブラリが使用でき
一つのmdファイルから複数の形態に出力できるのも利点
ある文書を発表用PDFと提出/配布用の文書PDFの二種類で分けて出す,とか