https://scrapbox.io/files/6a40daac2ba3627f4ed74e71.png
相原信洋『THE THIRD EYE』(1999)
開催日: 2026/7/24(金)21:00 - 22:30
ゲスト:さとうゆかさん(アニメーション作家、北海道大学 CoSTEP 特任教授)さとうゆか.icon
参加/ファシリテーター:baku89.iconshogo_naka.icondonbeumai.iconAodaruma.icon
どなたも飛び入り参加して頂ければとても嬉しいです!
スピーカーでもテキストチャットでも
録音あり?
育英館大学 - 稚内にあるよ
前回のメモ
前回の勉強会でちらっと触れた方々
相原信洋(京都、広島、函館)
村田安司
大藤信郎
手塚治虫
木下蓮三+木下小夜子(広島アニメ)
その他キーパーソン
松本俊夫
伊藤高志
居田伊佐雄
萩原朔美
かわなかのぶひろ
奥山順一
芹沢洋一郎
田名網敬一
寺山修司
実験映画と関わりの深い教育機関
イメージフォーラム 映像研究所
九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)
anno labの方々いわく、「そういう系の方は偶然いらっしゃったが、れっきとした師弟関係の系譜があるわけではない」
北海道教育大学
baku89.iconの勝手なイメージだと、岩見沢校が特に関わりが深い印象がある
(余談:baku89.iconのsiblingは旭川校卒業)
ちょっとズレるけど、美術科は、市川春子さんや宇木敦哉さんなども輩出している
合ってます
2006年北海道教育大学が分野ごとのキャンパスになる。それまでは、各キャンパスぞれぞれに美術が置かれていたが、美術(+音楽・体育)を岩見沢校に集約。さとうゆかは6期生
大島さん・佐竹さん・小川さん・中川さん・市川春子さん・宇木さんなどはキャンパス移転前の札幌校時代の伊藤ゼミ
南俊介、大内りえ子、林紗綾香、笠原明枝、三上あいこは岩見沢校伊藤ゼミ
伊藤早耶、さとうゆかは岩見沢校倉重ゼミ (学部4年間は倉重ゼミ〜修士1-2年は伊藤ゼミ〜3-4年は倉重ゼミ)
2020年に岩見沢校の大学院がなくなり学部のみに。修士課程迷子が続出さとうゆか.icon
考察:実験映画をたくさん授業で見させられる環境+いろんなジャンルを体験するので発想の幅が広い
相原信洋さんが定期的にチェコへ連れて行ってくれていた
自主上映会が活発な土地
札幌の自主上映会
伊藤ゼミ・倉重ゼミの上映会
EZOFILM
構造映画、実験映画、個人映画の違いについて
これ、何かの冊子で読んだ気がするのですよね…baku89.icon
自分の認識だと、個人映画>実験映画>構造映画の認識
個人映画=商業的ではない個人か小規模グループで作る映画全般(内容は自由)/実験映画=映画というメディアに対して、これまでにない表現を探る映画/構造映画=実験映画の中でも特にフィルムの特性や映画のカットなどをテーマに扱う実験映画?(ここ曖昧)さとうゆか.icon
草月ホールとアニメーション三人の会
2016年ぐらいのイントゥアニメーションのトークで、久里さんがアニメの作り方がわからない中でTVCMを作った話をしていた気がしますさとうゆか.icon
・「月刊あいだ」-戦前実験映画
西村智弘さんが研究
実験映画 (じっけんえいが 英:Experimental film, experimental cinema)
既存の映画の表現形式に拠らない映画を指す。多様な表現方法によって制作されているため、一概に定義することはできない。
1920年代のアヴァンギャルド映画の運動を先駆としながら、戦後アメリカのアンダーグラウンド映画の隆盛によって、世界的な映画運動として広まった。
あえていえば、既存の映像表現に対する挑戦としての「実験映像」
(さとうさん曰く、「アニメーション」にも現状しっかりとした定義がなく、日本アニメーション学会でも定義しなければいけないのではないかという話が出ている、とのこと)
ざっくり映画の歴史
映画前史
1822年:カメラ・オブスキュラ
雪の日にかまくらでもできる!
1839年:ダゲレオタイプ
映画の誕生
https://www.youtube.com/watch?v=NmxktCi6zoQ
「当時の観客が本物の列車が迫って来ていると思って逃げ出した」は嘘(都市伝説)。←いままで何度も「嘘」だと聞いているはずなのに、毎回忘れてて驚いてしまいます…今回も…shogo_naka.icon
https://www.youtube.com/watch?v=yvC_xrDqB3s
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/18/M%C3%A9canisme_du_cin%C3%A9matographe_des_fr%C3%A8res_Lumi%C3%A8re.gif
かしこいね
1902年:ジョルジュ・メリエス『月世界旅行』→視覚的な面白さ
1906年:ジェームス・スチュアート・ブラックトン『愉快な百面相』→手品・ライトニング・スケッチ(速描き)の類 ストーリーのある映画
1917年(大正6年):下川凹天(へこてん)『芋川椋三玄関番の巻』
同年:幸内純一『なまくら刀(塙凹内名刀之巻)』(現存する最古の日本のアニメーション) 色がついていたのは玩具映画だったから
1939年:ジョン・フォード『駅馬車』→物語的な感情移入を感じる。ハラハラドキドキ。
1968年:スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』→視覚的効果でも楽しませ、物語でも楽しませる。
〜現代
戦前アバンギャルド映画(?)
戦前から実験的な作品を作る人はいた
アヴァンギャルド映画(前衛映画)の流れもアリ
ハンス・リヒター(ドイツ)
ドイツ絶対映画、アブストラクト映画/音楽を使わずに運動・リズムによる表現
暗い部屋で見るもんだった、っていう前提
セルゲイ・エイゼンシュタイン(ロシア)
モンタージュ理論
AN EXPRESSION(表現)(1935)
荻野茂二
An Optical Poem (1938)
Oskar Fischinger (アメリカ)
?ワックススライシングマシン…?
https://www.youtube.com/watch?v=zXqIKlCzqL0
カラーオルガンってなに?
新千歳2025のノミネート作品でもあった
States of Matter(2024)Marvin HAUCK オランダ (Netherlands) | 0:07:00 ちゃんとフィッシンガー参照してました
プロセスの説明も!
https://youtu.be/XKJJWLn3Olc?si=CdDrfoT1VNyuJp5n
https://vimeo.com/1169663915
午後の網目(1943)
マヤ・デレン
ノーマン・マクラーレン
“Animation is not the art of drawings-that-move, but rather the art of movements-that-are-drawn. What happens between each frame is more important than what happens on each frame.”
アニメーションとは動く絵ではなく、描かれた動きである。フレームとフレームの間に起こることが、それぞれのフレームの上で起きることよりも重要だ。
仮現運動
アンソロジー・フィルムアーカイブス――アメリカ実験映画の地平へ
2026年1月15日(木)-2月8日(日)
国立映画アーカイブ
日本インディペンデントアニメーション年表Ⅰ
山村浩二
【実験映画の分類】(いまのところ?私見)
前衛演劇・アンダーグラウンド映画
演劇的・物語的コラージュ
寺山修司、松本俊夫
寺山修司
https://scrapbox.io/files/6a63669ec66da3b7e883bac2.png
構造映画
映画を成り立たせているフィルムの特性や撮影、映写の仕組みを作品コンセプト
奥山順市
HTML Energyを感じる
関係する上映団体
個人映画……?
日記映画・私小説・詩
作家自身の極めてプライベートな日常
かわなかのぶひろ
実験的ドキュメンタリー・エッセイ
「客観的な事実の記録」という従来のドキュメンタリーの枠を壊し、作家の主観的な批評や映像操作を交えて現実を再構築するアプローチ
ゆきゆきて、神軍(1987)
原一男
芹沢洋一郎
『まじかよ?』(1980)
『サヴァイヴァル5+3』(2017)
実験アニメーション…?
相原信洋
https://www.youtube.com/watch?v=OdhnQYBFrrE
相原先生はどこにいくにも『ライトボックス』を持ち歩いていた。旅先でアニメーションを作るためだ。
https://scrapbox.io/files/6a63682ac66da3b7e883bd18.png
グループ・映画祭
*映画を作る・映画を見ることは一人ではできなかった。
映写機を用意し、映写機の映写技術者免許を取得し、投影に必要な距離が取れる大きな部屋を借りて、部屋を真っ暗にする。
フィルムは1ロール3分までしか取れない。現像は自宅の風呂場。
作家同士で集まって一緒に作る、見せ合う。
1951-1957年 実験工房
瀧口修造を精神的リーダーに仰ぎ、美術家、作曲家、批評家、振付師、詩人などのメンバーが個別の活動をしながらも互いに協力してコンサートや展覧会で技術や作品を提供する時に用いたグループ名。
音楽、美術、文学、演劇の域を超えたインターメディアな活動
松本俊夫
https://www.youtube.com/watch?v=MdcN8wDxT0Q
https://www.youtube.com/watch?v=aiUdjksGzAE
1960 年 アニメーション三人の会
久里洋二、柳原良平、真鍋博
「アニメーション」の定着
1964-1966年 「アニメーション・フェスティバル」公募
東京以外に名古屋・関西・北海道などへ巡回
横尾忠則、宇野亜喜良、手塚治虫
1964年 フィルム・アンデパンダン
実験的な個人映画を制作・上映するグループ。
参加メンバーは飯村隆彦、石崎浩一郎、大林宣彦、高林陽一、金坂健二、佐藤重臣、ドナルド・リチー、足立正生など
アニメーションサークル(=アニメファンコミュニティ)
単なるファンダムではなく、上映・制作も行なっていた
1967年 東海アニメーションサークル(愛知 )
全国アニメーション総会第1回のホスト
Private Animation Festivalパンフレット制作
南正時
>TAC 第一世代である南正時のアニメーション制作は、制作方法・材料・機材を一人で探すところから始まった。
ア ニ ド ウ(東京)(東京アニメーション同好会、アニメ同好会、アニ同)
Animation Film Group(関西)
しあにむ(静岡)
1978年 アニメーションワークショップ(相原信洋・古川タク…)
1979年 グループえびせん(片山雅博)
1986年 地球倶楽部(相原信洋)
「アンダーグラウンド・シネマ新作展」(1973〜5回開催)「実験映画祭」(1981〜5回)
1985年 広島国際アニメーションフェスティバル
(1981年 ASIFA JAPAN)
ヴォワイアンシネマテーク(京阪神)
FMF(福岡)
実験映画は男性が多い
に対する反例?
IKIF+(木船徳光 + 石田園子)
工藤雅
大内りえ子
山中千尋
https://www.youtube.com/watch?v=oDCSQjMkOj0
https://www.youtube.com/watch?v=TRQMwFS0ZU0
https://www.youtube.com/watch?v=0fKBhvDjuy0
https://www.youtube.com/watch?v=0J2QdDbelmY
【教育機関】ちょっとアニメ寄り
写真と映画(ムービングイメージ)を総合し新たに「映像」の概念の元に再出発した。
1974年 武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 として独立
かわなかのぶひろ 1972年(昭和47年)、東京・渋谷にあった寺山修司が主催した劇団「天井桟敷」の地下劇場でシネマテークを開設
1977年(昭和52年)には東京・四谷に上映の拠点を設けて「イメージフォーラム」と改称
日大映研?
2003年 東京工芸大学アニメーション学科
東京造形大学 デザイン学科の中にアニメーション専攻領域
京都造形芸術大学 通信教育部にアニメーションコースを設置
大阪芸術大学 キャラクター造形学科アニメーションコース(2005-)
京都精華大学 マンガ学部アニメーション学科(2006-)
京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科アニメディレクションコース(2007-)
2005年 東京藝術大学大学院映像研究科(映画専攻)
2008年 同研究科アニメーション専攻
北海道の話…までいけなさそう!
話そびれたこととか さとうゆか.icon
映画祭と人育て
ある作家の手法が技法になる(他の人も作っていく)こと
ワックススライシングアニメーションとかピンスクリーンとか、ニッチすぎるのに何人かが真似していくことで一つの技法になるの面白い
技法と作家性
テクノロジーと映画
それぞれの当時の上映環境を考えるのも鑑賞ポイントのひとつかも
映画館でフィルムで見るものと、ブラウン管テレビで見るもの、モノクロで見るものとカラーで見るもののなど
新しいテクノロジーが生まれることによる実験も実験映画といえる?
しぐれういのひっひっふーも新しいなあと思っていたので、見た目がポップでかわいくてわかりやすくても実験といって良い気もする
何を持って実験映画たり得るか(≒現代芸術?)
既存の表現に対する新たな表現を実験映画というなら、現代の新しい表現は全部実験映画になる?(とはならないよな〜)
そこに何が映っているか・カットをどう組み合わせるか・どのメディアをどう扱うか
ルックの話でいうと、フィルム回帰は10年以上前からルックとして好まれてきている印象
でも、物質性とか、機材・メディアを考える作品ってのはそこまで増えてないかも?(個人的には物質が大事、好き)
関根光才さん「映像は水(現像液)を通すとぐんと良くなる」
デジタルシネマで撮った映像をフィルムに焼き付け、テレシネするっていう方法を、一種のカラーグレーディングとして取り入れていた時期もあった。関根さんに限らず、ある程度予算のある案件では。
↑わかる〜〜
私の版画アニメの作品も平面で紙ですがスキャンせずにカメラで撮影しています。絵だけじゃなくて間の空気を感じられる気がしています。
余談ですがカメラのキタムラの写ルンです現像サービスでは、撮影されたデータをスマホ転送される。フィルムや写真は追加料金。フィルムはいらない人も多いらしい。
テレビ番組の影響・融合
巨泉・前武ゲバゲバ90分!、カリキュラマシーン、エビ天、ぷちぷちアニメ、ウゴウゴルーガ、TBSデジコン
クレイジーキャッツのおとなの漫画(ノイズ事件)、ドリフの8時だョ!全員集合の酔っ払いセット:演劇的でもあるけどテレビでの新しい表現の実験をしていた
商業/非商業の境目
スタートが久里洋二のTVCM(商業)だけど、そこから非商業としてインディペンデントアニメーションが作られ、現在は商業でも実験映画のルックとして取り入れられている?
この世界の片隅に、君の名は、魔法少女まどか☆マギカ…(絶対もっとある)
久保雄太郎さん『とつくにの少女』を手伝ったときに、「自分たちの世代が製作者側になり、個人映画的な作品を取り入れられるようになってきている」という話をしていた気がします。
日大映研・日藝・九州芸工大・京都造形大(現・京都芸術大学)・北海道教育大