Lookdev #48 NFB(カナダ国立映画庁)作品を見る https://scrapbox.io/files/6a392c9f2ba3627f4ec81c79.png
開催日: 2026/6/26(金)21:00 - 22:30
参加:baku89.iconshogo_naka.icondonbeumai.icon
NFB、数作記憶に残ってるくらいですが、良い機会になりそうなのでぜひshogo_naka.icon
録音あり?
baku89.iconからの企画持ち込みですみません。
NFB(National Film Board of Canada; カナダ国立映画庁)とは:モントリオールにある、映画やドキュメンタリー、アニメーション作品を製作・配給する国立機関。実験・抽象アニメーションの先駆的な作品でも知られていて、Norman McLarenやRyan Larkinとかも所属してました。2000年以降でbaku89.icon的にアツいのは、Ryan自身の生涯をモチーフにしたCG作品『Ryan』のChris Landrethや、山村浩二『マイブリッジの糸』、折笠良『Miserable Miracle』の共同製作とか。折笠さんの作品はNEWDEER、MIYU Productions含めた日・仏・加三カ国共同製作なんですが、モントリオールが仏語圏であることもこの座組に関係しているんでしょうか? NFBは美大のアニメーションや映像系の学科でも真っ先に教えられる存在だったりもします。baku89.iconは怠けて観ていない作品が多いので、プレイリストを持ち寄って流しながら、NFBを知ったかするためのうんちくを雑談できたらなぁ……って。
ちなみにこれを思い出したのは、ミュージシャンの Boards of Canada の新譜アナウンスがあったからです。名前の由来はNFB。だけど二人ともスコットランド出身でカナダ関係ない。スペイン系の映像ユニットのCANADAも含めて、baku89.icon的には二大「カナダ関係ないけどカナダを名義に冠しているアーティスト」です。
ボー「ズ」・オブ・カナダに引っ張られるけど、Boardは単数形
一枚岩の公的機関だからね
プレイリスト(お好きに追加を)
Norman McLaren(ノーマン・マクラレン)
https://www.youtube.com/watch?v=e_aSowDUUaY
一年生の春に見せられる
https://www.youtube.com/watch?v=4OnRo80JeS8
Drawn-on-film animation
謎装置
optical printer
color organ
https://youtu.be/q3YeWgUgPHM?si=F3_67PmW-QNC4BsH
『線と色の即興詩』"Blinkity Blank"
数コマおきにまったくなにも描かない真っ黒なコマがあって、それが独自のタイミングと残像効果を生み出している。この事をブルーノ・ボシェットは、マクラレンの天才性の理由のひとつに挙げていたが、この効果、やはり「NORMAN McLAREN The Master's Edition」の別のインタビュ-のなかで、「いままでは、透明なフィルムにペンで絵を描く技法を度々使っていて、この場合はグリッドを当てる事で、前の絵との位置関係を見比べる事が出来るが、真っ黒なフィルムだとそれが出来ないし、一コマずつの境目も分かりにくいのでズレてしまう、だから数コマ飛ばして、アバウトな位置で動きが繋がる様に描いた」と言っていた。作っていく中で、仕方なく生まれた効果の様だ。これこそアナログで作る面白さ、スムーズにつなげて描くという自分の意志を材料の側から諦めさせられた所から生まれた新しさだ。所詮ひとの表現、思考なんてどんなに足掻いてもたかがしれている。勇気をもっていい加減に捨て身になる事は、モノツクリに大切な事だ。
https://www.youtube.com/watch?v=0r2COvWPO4Y
https://scrapbox.io/files/6a3e8ca92ba3627f4ed3b0ca.gif
ランチボックス
廉価版のランチボックス的なアプリ
FireWire(ファイヤーワイヤー、IEEE 1394)でデジタルビデオカメラを接続し、PC上でトグル、オニオンスキンなどができた
shogo_naka.iconはこれを使ってプレビューしていたのを思い出しました
ランチボックスは高価(コマドリルによると1台50万円)で大学にも数台しかなかったはず(貸出機材にはなかった記憶)、大学にあったとしたら作画の確認用に使われていたはず(コマ撮り用ではなく)
2003年10月28日発売、7,800円。ちょうど最初のクレイアニメ作った頃に発売されてたようなので、発売後すぐに使っていたみたい…。これなかったらどうしてたんだろう…。(この時期はまだなしでやってた気がしてきました…)
その後、卒制にデジタル一眼を使ったため、プレビューができなかった、というのを思い出しました。
当時(2005年頃)のデジタル一眼は液晶でのライブビューもなかったはず。
線三部作
https://youtu.be/_k7B5J9XYNo?si=kNHUqmlhTQ5-7zyX
https://youtu.be/TDFWuvhqHo4?si=WNWRPtEdrk3fbU4F
https://youtu.be/IwA_L9otKm8?si=ead_wgEslGERcdYL
Ryan Larkin(ライアン・ラーキン)
https://www.youtube.com/watch?v=XAMtmK7ObkA
荻野茂二 1935年 AN EXPRESSION
大藤信郎
https://www.youtube.com/watch?v=F-f7Kd4LyqI
https://www.youtube.com/watch?v=nbkBjZKBLHQ
https://www.youtube.com/watch?v=NKTVANOY_ZQ
遺作。完成前に亡くなったから、ゆかりのある若手作家が補完?
https://youtu.be/m0Svxogn-sk?si=KtwZUPi9S12tQNqs
ビーズ・ゲーム (1977) - イシュ・パテル
https://www.youtube.com/watch?v=K7Zl9qHOThk
マイブリッジの糸
完成した頃の上映会(都写美?2011年?)で観て以降、数回チャレンジしても自分には全然わからない作品だったのですが、今年、ブルーレイについているリーフレット(全80頁)を読んだら、少なくとも何が起こっているのか、と時系列がわかったような気になりました。(そうすると以前よりかなり気持ちもついていくようになった感じがあります)そのリーフレットでは、何名もの方がインタビューや寄稿をされたりしているのですが、皆さんその辺りについては共通の認識の上で話が展開されており、すごいなと思いました…。(リーフレット読んだ後だともう、そうとしか観えなくなっているのですが…。むしろなんでわからなかったのかくらいの感覚もありつつ、自分には観ただけではわからないなと…)
Caroline Leaf
https://www.youtube.com/watch?v=ed1RzYqgwqM
https://www.youtube.com/watch?v=tXX_8pwt2Q4
Jacques Drouin(ジャック・ドルーアン)
https://www.youtube.com/watch?v=ydiaPnag0YE
ピンスクリーン(écran d'épingles)はアレクサンドル・アレクセイエフとクレール・パーカー夫妻が1930年代に発明した技法ですが、アレクセイエフ本人から技法を受け継いだのがドルーアンで、30年にわたって世界で唯一ピンスクリーンを使い続けたアニメーターでした。NFBは 1972年にアレクセイエフらが作ったピンスクリーンの一台(24万本のピン)を購入し、ドルーアンがそれを引き継ぎました。 https://en.wikipedia.org/wiki/Pinscreen_animation https://youtu.be/_rIBbhymIzw?si=_MQ-xXSCR46nneBw
When the Day Breaks Directed by Amanda Forbis & Wendy Tilby - 1999 / 『ある一日の始まり』ウエンディ・ティルビー&アマンダ・フォービス
実写映像を参考に、ロトスコープのような方法で制作
作画で作った動きもあり
ビデオプリンター?
具体的に言えば、医療世界で使われていたビデオ プリンターという機械を見つけたことで変わったのです。これは長いロール として 巻かれた 感熱紙に、動画になっている映像の一コマを切り取って印刷できる機械で、選んだコマが1コマずつ プリントされて出てきます。
[LOOP映像メディア学 Vol. 9より
日本のCMも
https://scrapbox.io/files/6a3e8d572ba3627f4ed3b18d.gif
「ある1日の始まり」のアマンダ・フォービス&ウェンディー・ティルビー監督がサントリー天然水のCMに続いてクラフトボスのCMアニメーションを制作…めっちゃ嬉しい〜。 大桃洋祐 on X https://vimeo.com/968155559?autoplay=1&muted=1&stream_id=Y2xpcHN8MTI0NzkzMDZ8aWQ6ZGVzY3xbXQ%3D%3D
自分が作画を担当していたにも関わらず、初めて完成した映画のなかで見たときには衝撃を受けました
以下の作家と作品名を御存じない方は、鑑賞後に是非検索してみてください
ノーマン・マクラレン Norman McLaren
『線と色の即興詩』"Blinkity Blank"
シネカリ - Cine-Calligraphy
https://www.youtube.com/watch?v=fUU_VKLXzRQ
René Jodoin(ルネ・ジョドワン)
https://www.youtube.com/watch?v=lTXGz68Qz0g
麦さん、山村さん(『アニメーション・ネイチャー』で言及あり)ともに、感涙してしまうほどの作品。(感涙のポイントは違うかも?)麦さんのお話、思い出せる限りでメモさせてもらいます…、勘違いありそうで恐縮です…→絵を描く人じゃないとわからない良さ的な感じで、モーショングラフィックスを作る人として感じる良さがある。モーショングラフィックスではめんどうな動き(アンカーポイントが動き続けていく)、実際の制作行程は不明だけど即興的に作ってるように思える(計画してるとしたらめちゃくちゃ複雑)、制御と無理矢理の狭間、せめぎあい、から生まれた動きがかわいい
村田安司
大藤信郎
北海道教育大学
伊藤隆介(←東京造形大卒・かわなかのぶひろ門下)
倉重哲二(←九州芸工大・イメフォ)
さとうゆか(北海道大学 CoSTEP 特任助教)
『ドローイングアニメーションのテクスチャ表現について』(2019)
追記:教育大のOBOG
(同世代くらい)大内りえ子、伊藤早耶、工藤雅、三上あいこ、南俊介
(上の先輩)大島慶太郎、佐竹真紀、小川洋
坂尻昌平
相原信洋
Kindle版があと17日、50%セールのようです。
書いてあること全てがわかるわけではないけど、(わからないことも多いけど)、書いてあることを踏まえて作品を観直す経験がとても良かった
今日も麦さん、さとうさんのお話聞きながら観れたのが良かったです(こんなところを/こんなふうに、観ているんだ感)
ムサビのイメージライブラリーに、NFB作品(←たぶん…)のビデオテープが大量に並んでいたような記憶(棚一つ分くらい)を思い出しました。一時期、パッケージのサムネイルを見て、興味を持った作品を片っ端から観ていた。たしか、緑色のパッケージでNFBの作品集だったと思うのですが(ポール・ドリエッセンをそこで知った記憶だけが強く残っている)、ビデオっていまはどうなっているのか…。(2009年頃からNFB作品がウェブ上で観られるようになっていったらしい…?)
美術系の大学でNFB作品が見られがちなのは良い作品があるのは前提として、アーカイブがしっかりなされていたこと、国立なのである程度の作品の位置付けがわかりやすいことから単純に見せやすいとかもあるのかな
映画祭でめっちゃ良い作品とかあってもデータか作品メディアが無いと見せれないし…
↑学生時代は大学で見せてもらう作品はものすごく価値のある歴史的に大事な作品だと思っていましたが、大学教員になって学生に見せる作品を選ぶ際に、自分が持っているDVD、図書館にあるDVD、ビデオ、もしくはWEB上にあるものしか見せることができないんだ!ということに気づきました。アーカイブ大事…。逆にこれ見せたいけど見せれないから、次点で考えてた別の作品を見せる、ということもありました。(準備不足でもある)さとうゆか.icon
途中からつい気になって参加させていただきました!ありがとうございました🙌さとうゆか.icon
マクラーレンいいですよね…
聞いてて気になったメモ(次回):フィルム作品のルック(故意orミス)、ダイレクトペイント(4:3/Ross Hogg/2019)、岡本忠成(セルの表に描画)、久保雄太郎さんの修論、相原信洋(カルマ、stone、相内さんとの共作)、NFBの教育体制、教育大と北海道の上映会の変遷(まるバ会館、第二まるバ会館)、1980年代の各地の上映活動/実験映画の共有=ヴォワイアン・シネマテーク、イメフォ