活動⑤~予習から授業への流れ~
(1)通常授業の予習⇒授業
〇予習
①読み・意味のわからない言葉を調べておく。
(基準=人から聞かれたら答えるのに困るなと思うもの)
②読み・意味が一応わかるようになったところで音読
(基準1=最初はゆっくり、調べた言葉の意味などが頭に思い浮かぶ速さで読む)
(基準2=最終的にはできるだけすらすら速く読む)
〇授業
①2・3人組になり教科書・ノートを交換して相手が調べた中から質問する
「これどう読むの?」「これどんな意味?」
読みは教科書に直書きなので手で隠して質問(単元によっては読みは無しでも可)
意味はノートに書いているので口頭で質問
②できるだけすらすら音読リレー
2・3人組で引っかかったら交代/全員で一文交代など
〇目的
1 アウトプット(人に説明する)を意識して勉強する習慣づけ
2 1による自学の質の向上
3 授業中に生徒たちが当事者意識を持ってできるだけ頭を使う
4 語彙力・言語処理能力の向上
(2)オンライン授業の予習⇒授業
〇予習
①通常と同じ準備後、ロイロノート・スクールで自分が調べたものをカードに書いて提出
教員は授業時のブレイクアウトの組を考えておき、配信準備をしておく
②通常と同じ準備後、ロイロノート・スクールにベスト音読を録音
教員はすべて聴き(泣)、みんなに聴いてほしいものをチョイス.。
複数の肯定的な観点から選びたい
〇授業
①Zoomのブレイクアウトで組を作っておき、そのグループ内でシャッフルされたカードを配信、生徒は問題を出し合う
手元に自分の調べたものが残っているので何も見ないで答える
②生徒側のオンライン環境さえクリアできれば、Zoomのブレイクアウトルームで通常とほぼ同様の活動ができる
無理ならグループ毎にお互いの録音を聴いて、いいと思う点をカードに書いて提出、教員が返却
オンライン環境に不備やトラブルがあった場合、無理やりにタイムリーな音読を行うことはせず、ロイロノート・スクールのカードでの指示に切り替える
※普段教室で行っている授業のねらいを、オンライン授業に置き換えるための活動例です。
※生徒が学校外で行った活動を教師が受けとり、生徒間で共有、グループ活動につなげるという、ロイロノート・スクールの機能を活用できるメリットがあります。