活動③~ランダムからのアウトプット~
(1)指名
Zoom:乱数生成アプリを画面共有し、出席番号で指名(30人✖5クラスの150人の場合、各クラス該当出席番号生徒5人が指名)
ロイロノート・スクール:指名する生徒たちにだけ解答用カードを送る(こちらのほうが、学力を考慮して教師が恣意的に指名できるが、ランダム感を出す場合は、上記の乱数生成を用いてもOK)
※オンライン授業においては、「一学年全体」や「三クラスまとめて」など、普段よりも多くの生徒を抱えて授業を行っているケースが多いようです。
生徒たちも、指名される母数が多い分、気を抜いて授業に参加する傾向があるため、「いつ当たるかわからない」緊張感を持たせるために有効です。
↓(続けて)
(2)アウトプットを比較
上記の「指名」を4名ほど行うことによって、生徒のアウトプットによる「解答候補」が4つ出てくることになる
ロイロノート・スクールで共有し、「正答であると考えられるもの」を選ぶ作業を行う
(Zoomのブレークアウトセッションやチャットで相談させる、時間が迫ったら教師がヒントを与える、等で選択の精度を向上)
(この段階で、「指名」された生徒が「解答候補」を変更してもOK)
(すべて正解や、すべて不正解という状況もOK)
不正解の解答については、間違っている/足りない/言い過ぎの部分を指摘
(生徒が自主的に行うのが望ましいが、教師が行ってもOK)
正解の解答については、文章をブラッシュアップできる余地がないか検証
(こちらは表現の添削に近いので、教師が行うほうが自然。完璧に近い「解答候補」があれば、模範として共有、称賛すると◎)
最終的に、「満点(に近い)解答」を提出boxに提出
※出題は、予め課題として出しておいても、オンライン授業中にロイロノート・スクールの「送る」機能を用いてタイムリーに行ってもOK。
※ロイロノート・スクールの機能を用いて、「最初に自力でアウトプット」「選択肢の選び方」「表現の指導」と、
どこにでも指導の力点をおける展開ができることが最大のメリットです。
※アナウンスのしかたにもよりますが、生徒が「指名」されることを比較的嫌がらなくなるメリットもあります。