【具体例①】中3理科「電気分解とイオン(Zoomによる同期型授業/3時間扱)」
<学習目標>
・数種の物質の電気分解を通して,電気分解で生じる物質の法則性とイオンの電気的性質について見いだすことができる。
<準備物>
教員:電気分解装置,直流電源装置,導線,水酸化ナトリウム水溶液,塩酸,塩化銅水溶液,硫酸銅水溶液(教科書範囲外),食塩水(教科書範囲外),iPad等の端末,フラッシュカード教材
生徒:教科書,ノート,筆記用具,iPad等の端末
<使えるソフト・アプリ>
教員:ロイロノート,Zoom
生徒:ロイロノート,Zoom
<具体的な方法>
(中2の復習)元素記号・化学式についてフラッシュカード教材で理解度を確認する。Zoomのチャット機能で回答させる。
水(水酸化ナトリウム水溶液)の電気分解,塩化銅水溶液,塩酸の電気分解を演示実験。分解には時間がかかるので,事前収録したものを映示する。生じた物質の確認については,実物をライブ配信する。実験結果だけを提示し,その結果から生じた物質を各自に類推させ,ロイロノートのデータチャートに整理する。整理結果を基に,Zoomのブレイクアウト機能を用いて,法則性について見いだすためのグループワークを行う。
https://youtu.be/EjLfpndCGDo
https://youtu.be/Fc6CqYKwke8
https://youtu.be/pL7fOAv2t1E
https://gyazo.com/5e3b6b2ed93c1382358cb3390cd51ef3
データチャートで整理した結果をもとに,硫酸銅水溶液,塩化ナトリウム水溶液の電気分解で生じる物質について類推し,キャンディーチャートに整理する。(教科書の範囲外)
https://gyazo.com/edd63062ce176ee0dee7b8a74b2ee38f
https://gyazo.com/ef50f9c2b9d226265d2d969889f68418
実際に演示実験を行い,実験結果をもとにロイロノートのデータカードを整理していく。
https://youtu.be/sBuo3nmocuQ
https://youtu.be/Zk-O_4CHuPk
https://gyazo.com/51170812e970695a60c552d80504d174
・考えられる法則性の精度を向上させ,銅や水素は陰極に,塩素や酸素は陽極に出ることを見いだし,共通した性質があるのではないかとの新たな問いを生み出させる。
・塩化銅の電気泳動を映示し,銅のもとになる青いシミが陰極側へ移動しているようすを観察。粒子が電気を帯びていることを見いださせる。
https://youtu.be/xoNQNdxNH_0
<注意点>
・演示実験のうち,時間がかかる変化(例:電気分解)や一瞬で終わる変化については,事前にiPadやスマートフォンのカメラアプリで撮影しておく。
iPad/iPhoneであれば,カメラアプリの「タイムラプス」で撮影すると時間を短縮したビデオが自動的に録画される。
逆に,一瞬で終わる変化(例:水素の燃焼)については,カメラアプリの「スロー」で撮影すると,スロー録画される。
Youtubeにアップロードしていけば,自前の実験動画集をつくることもできます。
<おどうぐばこ>