血管肉腫
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* (剖検) 発生の誘因として二酸化トリウムや塩化ビニル,ヒ素化合物などの職業関連歴
* 診断病理 2015,32(2) 164- 症例報告 リンパ行性転移より血行性転移が多い * 肝臓 56巻8号 428-434 (2015) 症例報告 * 肝臓 58巻2号 115-122(2017) FDGPETで異常集積を認めた1例 → 針生検で31%診断がつくが、DICを併発しやすく後出血のリスクがある。
→ Ki-67陽性率17.5%をカットオフとして血管肉腫と血管腫を区別する。
* 肝臓 60巻12号 466-474(2019) → 肝生検ではDICや後出血のリスクがあり、可能なら腹腔鏡下腫瘍切除が安全か * 日消誌 2016;113:837-840 症例に学ぶ 肝生検で確定診断し、急速な転帰をたどった1剖検例 ○ Hepatic angiosarcoma
肉眼的に多発する灰白色充実性腫瘤で、出血があれば赤褐色にみえる。
びまん小結節・多結節・塊状・多結節塊状混合型に分類されます。
紡錘形細胞の密な増生が見られます。
免疫染色でCD31,CD34,FactorⅧ陽性です。
免染Level1:CD31,CD34陽性 Ki-67(参考)
免染Level2:c-kit陽性 (類上皮血管内皮腫との鑑別)
鑑別
免染は同じ傾向を示し,HEでの細胞形態より鑑別を行う,c-kit陽性なら血管肉腫を考える。
○ Adenomatoid tumor
中皮細胞に由来する腺様構造を呈して増殖する良性腫瘍
D2-40やサイトケラチン、中皮マーカーで鑑別。