胆管過誤腫
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胆管微小過誤腫
○ Biliary microhamartoma
○ von Meyenburg complex (最初は小文字)
増殖した硝子様結合組織内に拡張した胆管が集簇してみられます。5~10mm程度の小結節が肝全体に認められ,線維性間質内に立方円柱上皮からなる多数の拡張胆管を内包しています。
! 剖検では成人の5%にみられるとされる
胆管腺腫
○ Hamartoma
○ Bile duct adenoma
単発性で円形の肺白色を呈する境界明瞭な小結節です。
胆管上皮様の小型で立方状の細胞が比較的均一な大きさの小腺腔を形成しながら増生しています。腺腔内に単純は見られず,腺管周囲にはリンパ球を含む炎症細胞が浸潤し,線維性間質を伴います。小型の門脈域が残存しています。腺腔内腔には粘液産生も認められます。
免疫染色
CK7強陽性,CK19強陽性です。
EMAが内腔側または細胞質に陽性です。
一部でNCAM,MUC1,MUC6が陽性になります。
Ki-67は1%以下で,P53も陰性です。
鑑別