炎症性偽腫瘍
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* 第27回肝血流動態機能イメージ研究会 2021/1/31
報告例はないが、病態としてはありえる?
EBV潜伏感染状態
Latency type Ⅰ~Ⅲ
IPT
* 日内会誌 101:468-471,2012 肝炎症性偽腫瘍を伴ったIgG4関連自己免疫性膵炎の1例 * 肝臓 57巻6号 287-294(2016) 自然退縮した他臓器炎症性偽腫瘍 * 肝臓 58巻4号 241-247(2017) 結腸癌胆管癌術後の転移性肝癌との鑑別に難渋した1例 * 肝臓 58巻11号 611-618(2017) 複数の肝癌発症リスクファクターをもつ症例に見られた1例 * 肝臓 59巻1号 47-55 (2018) 高度な肝障害と腹水を呈した1例 → CD3,CD20,IgG4 に特異性が無いので確診 ! 肝生検での正診率は50%
! 原因は閉塞性静脈炎、自己免疫、汗腺、肝膿瘍、門脈炎、胆管炎、肝切除後など
! IgG/IgG4の検索やヘリコバクター感染症の検索を考慮
○ Inflammatory pseudo tumor (IPT)
所見.icon 様々な炎症性細胞の浸潤を認めます。線維性結合織の増殖にともなう形質細胞やリンパ球などの炎症性細胞浸潤からなる炎症性肉芽腫です。閉塞性静脈炎や花むしろ状の線維化、泡沫細胞の浸潤は目立たず、IgG4陽性細胞はほとんど見られません。
! 免疫染色を行い、下記を鑑別:ALK、EBV、IgG4
→炎症性筋線維芽細胞性腫瘍との鑑別必要
ALK遺伝子が関連する病態、EBVが関連する病態が報告されている
○ Plasma cell type ←IgG4関連の可能性が高い
* 病理と臨床 2007;25:445-453 肝胆道系の炎症性偽腫瘍:組織分類とIgG4 by 全陽 ○ Inflammatory pseudotumor, lymphoplasmacytic type
所見.icon リンパ球や形質細胞浸潤を認め,周辺の線維化がみられます。IgG4陽性細胞の浸潤をびまん性に認め,IgG4関連病変と考えます。
○ Inflammatory pseudotumor, fibrohistiocytic type
多数の組織球浸潤,黄色肉芽腫性炎症を認めます。
○ Pseudolymphoma type