低分化型肝細胞癌
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* 第27回肝血流動態機能イメージ研究会 2021/1/31
3. 肝細胞癌の CT・MRI 診断(多段階発癌に伴う血行動態の変化を中心に)小坂 一斗 金沢大学放射線科
乏血50%と不整な血管構築40%
Asayama Y . 血管数の低下
サンダーボルトな血管構築が40%にみられる ! 特異性が高い
nananana.icon 肝内、被膜、被膜外のリング状の濃染は異なる機序による
* 日消誌 2016;113:785-789 肝細胞癌の所見と分子診断 →造影USによるMIP画像で腫瘍血管が明らかな場合分化度が低い可能性がある。
→CK19陽性HCCの場合nodule in nodule typeHCCは認めない可能性がある。
→CK19陽性やEpCAM陽性のHCCはde novo発癌の可能性がある。
内部が不均一に濃染し,辺縁にリング状に濃染するType4において有意に低分化型が多い。
隔壁用の構造を内部に有し,不均一に濃染するType3において高悪性度のパターンが多い。
→これらを裏付ける分子機構は明らかでない。
* 日消誌 2016;113:790-797 進行肝細胞癌の分子病態 肝細胞癌幹細胞マーカー CD133 & CD90+/CD45-
◇ 鑑別
○ Clear cell hapatocellular carcinoma
* Rare Tumors 2012; 4: e29 page 89 primary clear cell HCC in a non-Cirrhotic liver ! 90%以上がクリアなHCCはまれである。C型肝炎の肝硬変と関連する。
! 腎癌や副腎皮質癌、胆管細胞癌、血管筋脂肪腫などの否定をおこなうこと
オイルレッド染色で陽性を示し、脂肪含有が示されます。
* 肝臓 51巻8号 447-453 (2010) TACE後に急速に浸潤性増殖を来した1例 * 肝臓 59巻1号 56-64(2018) 高度の炎症反応を伴い診断に苦慮した1例 肉腫様変化を伴う肝癌ではサイトケラチンとVimentinが陽性
真の肉腫ではVimentinのみが陽性