アニメーション概論
アニメーションとは
アニメーション(Wiki)とは、画像を連続して再生することで命(ラテン語のanima:animationの語源)が吹き込まれたかのように動き出す視覚表現を指す。手描きアニメや3DCGアニメーションだけでなく、実写で撮影されたものに関してもコマの連続で表現されるものはアニメーションと呼ばれる。 https://gyazo.com/f6be41f07ad91bc8569b366ce7f21f5c
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アニメーションの登場(=動画・映像の登場)
ソーマトロープ(Thaumatrope,1824)、フェナキストスコープ(驚き盤 / Phenakistoscope, 1833)、ゾートロープ(回転のぞき絵 / Zoterope, 1833)や登場したように、映画(1893年頃, 映画史)よりも先にアニメーションの原理が登場している。Zoteropeの語源は、ギリシャ語のzoe(命)とtrope(回転)であり、アニメーションの語源のanima(命)と共通するように、視覚効果により時間変化を生み出すこれらの装置は、命を吹き込む魔法のような装置として当時の人達に捉えられていたことが想像できる。 https://gyazo.com/59051336cb5862d595d3160bd4e56a38
https://gyazo.com/534548b42278dfc78084652726ea39a5
https://gyazo.com/a312000ae449fa4fcff36a2b7889902b
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アニメーションの種類
近年のアニメーションの制作手法は、旧来のアナログアニメーションからデジタルツールを用いたアニメーションまで多くの手法が生まれて多様化している。実写動画を除く時間軸を伴う映像表現全般をアニメーションと呼ぶ場合も多い。また、現在の映像表現にはVFXが多用されており、技術的には実写動画とアニメーションの区別ができないものも多い。
コマアニメーション(2D、実写、手描き)
キーフレームアニメーション(2D、3D)
3DCG型
シミュレーション型
ジェネレート型 アニメーションと言える?
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映像制作技術の融合(2D×3D×ゲーム×映画×VFX×マンガ)
近年の映像制作の現場では、デジタル技術(PC処理性能向上とソフトウェエアの進化)によって、以下のようにこれまで異なる制作手法と捉えられてきたものを融合しつつある。
セルルックのシェーディングを行うことが可能になったことで、2Dアニメーション制作に3DCGソフトウェアを利用
ゲーム制作のために開発されたシステム(ゲームエンジン)を用いて映像作品やマンガ制作に利用
VFX(実写合成)に実空間への映像投影とカメラシミュレーションを利用(ポストグリーンバック)
2D or 3D、ゲーム or 映画、映像 or 印刷物のようにこれまで技術的や物質的に異なるものとして捉えられてきたものが、制作手法としては重なる部分が増えることで、メディアとしては視覚表現という大枠の中に収斂しているように感じる。映画なのかゲームなのかはアウトプットの仕方が異なるだけで、制作段階ではどちらにも共通する素材としてデータ化が可能になっている。
これらの技術を学ぶ場合も、グラフィックデザイン、映像デザイン、ゲームデザイン、プロダクトデザインを通して共通する情報があり、「何を作りたい」「何を使って作る」という「目的」と「手段」が並列になることで、制作者が分野を越境しやすい状況が生まれている。
https://www.youtube.com/watch?v=bErPsq5kPzE
https://www.youtube.com/watch?v=Fp61Z9jOJk8
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参考
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