相関関係
#テーマ3
二つの変数間の関係のことを、一般に相関関係と呼ぶが、とくに統計学では二つの変数の間に直線関係に近い傾向が見られるときに「 #相関関係 がある」ということが多い。
引用元:統計学入門 (基礎統計学) 東京大学教養学部統計学教室編集 45p
#相関関係 と #因果関係 は異なる。
たとえば身長と体重の間には相関関係があるが、どちらがどちらを決めるともいえないので因果関係とはいえない。数学の成績と理科の成績などもその例である。これに対して、先の人口と商店数の例などは、人口が商店数を決めていると考えられるので #相関関係 があると同時に #因果関係 がある。
一方、相関関係とは二つのデータ間の直線的な関係のことであるが、因果関係には直線というような単純な関係ではなく、はるかに複雑な関係も含まれる。したがって、因果関係であっても相関関係にはなく、相関係数の値も低くなるものもある。たとえば極端な例として、xが与えられたときy=(x-8)^2として決まる場合を考えてみよう。データの大きさをn=15とし、(1,(1-8)^2),(2,(2-8)^2),…(15,(15-8)^2)という(xi,yi)を考えてみると、相関係数rxyは0となる。社会現象の分析では、相関関係と因果関係のみきわめが難しいものが多いが、とくに現象のモデルづくりの際にはこの区別が重要である。
引用元:統計学入門 (基礎統計学) 東京大学教養学部統計学教室編集 51,52p
引用元
ぼくらの勉強 擬似相関と相関関係の違い
https://bokuranotameno.com/post-8964/