マイノリティとしてのハック術
はじめに
リーダー向けの記事
リーダーはリソース配分が全て。権限移譲された綺麗なリソース配分をするにはそれぞれの領域で強者を集める必要がある(麦わらの一味理論)
コミュニティの中にいることが全て
確率論的に、最も優秀なコミュニティに属する事が成功への最短距離
どう領域で挑戦する周りの起業家の成功/失敗を自分ごとに捉えることで、擬似トライ&エラーの数が増える
リーダーシップさえ持ち合わせていれば、あとはいかにそのコミュニティに入り込むかを考えよう
"外部から中に侵入する術"をみにつけると、応用が効いていい
入って、仲良くなって、仲間を増やし、そのコミュニティを自分の組織の人材源泉にできるか
よくある例
非エンジニアの優秀な起業家 -> 東大の工学部コミュニティに入れるか
日本生まれ育ちのグローバルを目指す起業家 -> SFの起業家コミュニティに入れるか
ディープテックをやりたい文系エンジニア -> 東大理系アカデミアコミュニティに入れるか
コツ
まずはコミュニティの理解から始める
口説く時に重要なのは相手と自分の価値の歪み。相手から自分がどう見えるか? はそのコミュニティの一般的な視野と自分のメタ認知が必要 (≒想像力があるということ)
接触する人数をこなしてある種のStandardを形成していく。"一般的に彼らはこうで、起業家という生き物に対してこういう印象を抱いてるな"などを蓄積していく
CEOとしてレイターステージにCFOを口説くときなんかもそうかもしれない。CTO気質なテックCEOがCFO側の視野を把握できてる場合CFOの口説きは比較的うまくいくだろう
CFO出身のCEOならCTOを口説けるかに直結する。これはYCがビジネス起業家の最も重要なスキルの一つと言っている(コードが書けない起業家にとって一番重要なスキルは?)
注意1
"センスのない人"は"コミュニティに入ること"だけを考えてしまう。入ればいいのではない、そこで王になる勢いでやる
"中の誰かしら"と仲良くなって満足してる人は本質を見誤ってる。
Paul Grhamは、Sam Altmanのことを"無人島に放り投げたら5年後にキングになって帰ってくる男"と例えた
これはマイノリティとしてのハック術そのものである。ただ中に入るのではなく、王になるというのだから相当だろう
ほとんどのケースでコミュニティは少数精鋭ではない (し、雑多に人を抱えた方が多様性があっていいと思ってる)
つまり、中にいる人の中で誰と仲良くなることから始めるかが重要。運営の人なのか、端っこでモジモジしてる人なのか
どうしても無理なケースももちろんある。その場合は脇役から攻めるに越したことはない
そういう意味で、運営業務を手伝ったりすることは非常に効果的
注意2
give & takeのバランス意識を忘れないように。歪みがどこかにアンテナを張ろう
相手から引き出したい情報、相手にbenefitがある自分が持つ情報は整理できてから接触に臨めてるか?
"自分には何もない"と思えば基本的にそいつはそこまで。人生常に何もないところから何かを生み出す。特定の領域を1week死ぬ気でリサーチすればなんらかのgiveはできる
一度舐められたらひっくり返すのは相当エネルギーがいる。それなら接触しない方がマシなくらいだ
注意3
実力社会で王になる方が簡単である。コードが書けるコミュニティに属してない天才エンジニアがコミュニティで王になってもなんら不思議ではないだろう。その組織の中で何が地位を決めるかを全員が理解しているからだ
なので茂野吾郎は参考にならない。野球漫画においてホームランと三振が可能な二刀流の時点でマイノリティとは言えない
自分が見てきた/に影響を与えたコミュニティ
Cloud League
Hait Lab
TNK (Wit ほか起業サークル)
東大金融研究会
MACC
公孫会
偉人たち
Sam Altman
孫正義: UC Berkeleyでの巻き込み方
田中角栄
Quote
Sam Altman has it. You could parachute him into an island full of cannibals and come back in 5 years and he'd be the king.
これいい
https://twitter.com/astran_ceo/status/1774416241077412285?s=46&t=ypJGvyzBYQzneJXpESkJhg