葛飾区の防水害学習ツール『かつしかウォーターハザード』
寺嶋 裕
江戸川、中川、荒川の周辺かつ低地である東京都葛飾区の水害対策の一助として、既製ゲーム『パンデミック:ライジングタイド』を参考に、「葛飾区カスリーン台風被害」を題材とした地域防災学習用テーブルゲーム型ツール『かつしかウォーターハザード』を提案した。プレイヤーは4年生以上、2〜4人まで、アイテムはA3サイズ・二つ折りのゲームボード1枚、プレイヤーコマ4個、水コマ40個、人コマ40個、土コマ4個、サイコロ1個で構成される。授業は水害の危険性と災害発生時の協働の重要性を理解させることを目的に、概要説明5分、ゲームプレイ30分、振り返り10分で実施する。ゲームには、桜堤を守り、江戸川堤防を計画どおり破壊するステージ1と、江戸川堤防から流入した洪水から住民を救出するステージ2がある。同区教育委員会事務局に持参したところ、関係者から有用性を評価頂くとともに、「小学生は自己防衛、中学生は他者支援を含めた明確な解答を導き出すことができるよう、さらなる開発を期待したい」とのコメントを得た。
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