ジェンダーギャップに関する気づきを誘発するカードゲーム『ビビット・ゴビー』
小山内 悠希
多様性社会形成の要件の一つであるジェンダーギャップ解消の一助として、同ギャップに関する気づきを与えるカードゲーム『ビビット・ゴビー』を提案した。事前調査として、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に関する理解を深めるとともに、既存のコミュニケーションゲームについて分析している。提案するカードゲームはプレイヤーに、いわゆる男言葉や女言葉、方言など、馴染みのない語尾を使わせることで違和感を与え、自身のジェンダーギャップに気づきを与える。構成アイテムは、お題を指定する「ダダイカード」と、語尾を指定する「ビビビカード」である。プレイ準備として、アンコンシャスバイアスに関する情報共有する。開始後、ひとつのお題に対して、全員がそれぞれの決まった語尾で回答し、意見交換する。終了後、各自の気づきについて情報共有する。デザイン学生を対象にプレイ検証した結果、独特の恥ずかしさや抵抗感が気づきにつながるとの評価が得られた。
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