純粋性や不変性などのイデオロギーを「とりあえず完成させる」ことよりも重視する
Reactは純粋性や不変性などのイデオロギーを「とりあえず完成させる」ことよりも重視する
コードをコンポーネントに分割することで、管理しやすくなるし再利用性も高まる。そのことはきちんと認識しておくべきです。でも、そうすべきなのは、コード中のそのロジックが自前のpropを持つコンポーネントとして使えそうな場合だけです。三項演算子を使うためにすべてのIF文の中身をコンポーネント化すべきだというわけでは ありません !あちこちに新しいコンポーネントを作るたびに、あなたの フロー状態 は損なわれるでしょう。ビジネスのタスクを考える頭(今扱っているコンポーネントのステートモデルを把握していて、あとはhtmlを多少足して動くようにすればいい状態)から「マネージャー的な考え方」(新しいコンポーネント用にファイルを作って、新しいコンポーネントのpropを考えたりそれをステートにマップする方法を考えたりコールバックを渡す方法を考えたり……)に切り替える必要があるからです。 結果としてコードを書くスピードは落ちます。本来必要としない場面での早すぎる過剰なモジュール化を強いられるからです。早すぎるモジュール化は、早すぎる最適化と同じようなものではないでしょうか。
私やチームのメンバーにとってコードの可読性は重要ですが、楽しくコーディングできることのほうがそれよりもずっと大事です。ごく単純な計算機ウィジェットを作るために6個のコンポーネントを作るなどという作業はつらいものです。