ファンクショナリズム
functionalism
機能主義
心の哲学の立場の1つ
いくつかのタイプがあるが共通項は、人の心の状態は、(その物質的構成ではなく)システムの中でのファンクション(機能、役割)を果たすかによって決まるとする点。
入力(刺激)、他の心的状態への移行、出力(反応)という一連の因果的役割を特定しようとする。
物質的構成が炭素ベース的な脳であれシリコンベースのチップであれ、特定の因果的なファンクションを果たしていれば、それは「心」とみなす。
多重実現可能性 multiple realizability のテーゼ
心とは、単純化するならば$ f(x)のような形で表せる。
入力$ xに対して、出力を返す関数$ f(x)という(一旦の)解釈
この$ fは、functionのf
ただ実際には内部状態に依存するので、より正確には以下のような式に。
$ s_{t+1} = f(s_t, x_t), \quad y_t = g(s_t, x_t)
$ fは状態遷移(内部状態の変化)
$ gは出力(行動や反応)
心理学のbehaviorismが背景
内部状態を理論的に扱わず、観察可能なbehavior(行動、態度、外貌)によって人の心的状態を説明しようとした立場
対照的な考え方の1つ
コミュニケーションは通信ではなく共同幻想
その他
ジェイムズの機能主義は、意識の働きに関する研究で、同じ語だが系統が別。
社会システム論においては、人の社会的な行為を外から類型化を試みる構造−機能主義という語もあるが、これもまた次元が別の話