答える側が1分間考えたい時はないですか?
頭に浮かんだことの断片なので、特にストーリーとかオチとかないです
思いついた端から追記・編集したり別ベージに切り出したりします
背景
西尾さんの回答「ここに立っている高揚感というかランナーズハイみたいな感じでがーっと話しちゃう」 (記憶頼りに書いているので、実際の表現や意味合いは違うかも)
なんでこの質問したの?
質問する側
回答する側
「その質問には回答できません」も回答ではあるけど、現実的には(私の観測範囲では)あんまり見かけない
「質疑応答って、回答する側の方が大変じゃない? むしろ答える側がシンキングタイム欲しくない?」って思った
世の中でよくある質疑応の時間はどういう事が起きているかというと誰か質問のある人というわけです、手を挙げた人がいるとするとではあなた!という感じでそこで質問が流れ始めるとなると質問を考えようかなと思っていた人は自分の中で頭の考えが整理されきる前に別の人の対話がスタートするわけです、コンテンツとして。それはやはり聞きたいですよね。それを聞かないで自分の質問したい事を整理するというのはなかなか出来ないわけで。それを聞いていたらまた考える時間がないから、では次の質問の人?と言った時にまだやはり手を挙げる事が出来ない。
私の場合、
何を質問するか思い浮かぶ前だと、確かに↑のような状況になる
自分に「質問したいこと」ができると、他人の質問よりも自分の質問の方が自分にとっては重要度が高いからか、そっちにいっぱいいっぱいになっちゃう
なので、こうやって後から文字起こしが公開されると他の人の質問がわかるのですごくありがたい 話を戻すと、「他の人の話が気になって自分の質問を整理できない」という困りごとがあんまり私には当てはまらない(他の人が質問していても勝手に1人でシンキングタイムに入っちゃう)ので、「いやむしろ質問される側の方が大変じゃない?」と考えが飛んで、「答える側が1分間考えたい時はないですか」という質問になったのかもしれない 文字起こしを改めて見て、イベントの時の言語化できないもにょっとした感じが「ああ、私はこの部分で引っかかったのかぁ」と腹に落ちた
質問に答えるときのステップ
質問に答えるためにはこれだけの処理が必要なんだから、回答者にも1分くらいシンキングタイム与えてもいいんじゃないのって思う
(1) 相手の質問を聞き取る (input)
(2) 相手の質問の意味を解釈する (construe?)
(3) その質問に対して自分の経験・知識を引っ張ってくる (load)
(4) 引っ張ってきた知識から回答を生み出す(generate?)
(5) 他人に伝える用の言葉に変換する(convert)
(6) 回答を喋る(output)
私は質疑応答にすごく苦手意識があるのだけれど、実際のところどの工程でつまっているのだろう
ちょっと考えてみた
仮定:ここでは全て「対面での質疑応答」と仮定する
メールなどの質問だと、普通に回答側にもシンキングタイムあるので
【パターンA】回答者1人、質問者複数人の場合
あ、でも「質問側のシンキングタイム」と「回答側のシンキングタイム」は並列化できるかも
「考える時間を与えてやったんだから回答の質をあげろ」みたいな
【パターンB】回答者複数人、質問者複数人の場合
1人目の人はすぐに答えないといけないけど、2人目以降はシンキングタイムができる
いやむしろ、2人目以降は「1人目の回答を踏まえて自分の回答を調整する」必要が生じて回答難度が上がるのか?
2人目以降の人も、1人目の人の回答を聞いている必要があるから、そんなにシンキングできないかもしれない
「ファシリテーターが時間を稼ぐ」という手もあるかもしれない。
「質問が出る → 回答者全員がそれぞれ自分の手元のフリップボードにキーワードを書く→ 全員一斉にOpenする → 順番に口頭で説明していく」みたいなやり方を見かけるけど、これは回答側にシンキングタイムが与えられる例だと思う 【パターンC】回答者複数人、質問者1人の場合
どういう状況だ??
対面の講演や授業でこの形式になるパターンがちょっと浮かばない
面接者複数人・被面接者が1人の採用面接で、面接者が逆質問されているときとか?
【パターンD】回答者1人、質問者1人の場合
マンツーマンで指導しているケースはこうなる
普通に回答側が「うーん、それちょっと考えさせて」って言ってシンキングタイム作れる気がする
頭の中身を口で伝えるとき
私の場合、自分の頭の中身を口で伝えることにすっごい苦手意識がある
私のケース①: 頭の中身をうまく口で伝えられるときのイメージ
https://gyazo.com/6894dbc346b9ddc04ccbfbfece033fd1
私のケース②: 頭の中身をうまく口で伝えられないときのイメージ
https://gyazo.com/9ad51b74386c6550f31342a1baffca1a
文章だと前や後ろに行ったり来たりして推敲できる
ここまで描いて思ったけど、実際には「頭の中身」って「きっちり整理されている」「ごちゃごちゃしている」以外にもあるよねって思った
https://gyazo.com/fb11ae09ffb1cd95bbfcab3447578af4
↓ 西尾さんの「ランナーズハイで喋っちゃう」っていう言葉を聞いて、私はこういう図をイメージした
(私が勝手にそう思っただけで、実際どうかは知らない)
https://gyazo.com/73cf4b88f2b67d065ad43ee3f6e8abba
懇親会でどなたかが「(西尾さんが今回のような形式の授業ができるのは)それだけこれまでの蓄積があるからだよね」というようなこと(うろ覚え)をおっしゃってて、そのとき私は「蓄積=インプット」みたいに受け取ってしまって何かしっくりこなかったのだけど、そうじゃなくて「今持っているものから即興で何とか形にする(即興でアウトプットする)」訓練なんじゃないのってこの図を見返していて思った これまでの蓄積 = アウトプットする訓練、ならわかる
蓄積 → 知識の蓄積 と解釈すると インプット大事、みたいな印象を受ける
蓄積 → 訓練の積み重ね と解釈すると、筋肉っぽい → 筋肉鍛えると出力(動き)のレベルが上がる → アウトプット的な印象を受ける #うまく言葉にできない ↓最初に描いたような、こういう感じで喋っている印象は(個人的には)全然受けなかった
https://gyazo.com/6894dbc346b9ddc04ccbfbfece033fd1
かっちりきっちり整理され過ぎていると、即興でつなげることができないのかもしれない
ごちゃごちゃし過ぎていると、即興で繋げようとするときにもつれるのかもしれない
とは言っても、個人的には台本全くなしで喋るのはきつい
徐々に補助輪なしでも走れるようになる感じ