なぜ「勉強」は嫌いなんだろう?
人間の根源的な欲求は3つに分類できるそうです。
「生きたい」
「知りたい」
「仲間になりたい」
「知りたい」が入ってますね。本来であればとても強い欲求なので、新しいことを学べることはとても楽しく感じるはずなんです。
でも、ある調査によると年齢が上がるにつれて勉強嫌いは増えていき、高校生だと約60%もの子どもたちは勉強が嫌いと答えるそうです。大人でも勉強が好きというと少し変わった人扱いを受けます。
では、何が勉強嫌いにさせているのでしょうか?
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結論から言うと、私は受験をはじめとしたテストの得点を取るための勉強になってしまうのが大きな原因ではと考えています。
本来テストは現状の理解度を計測するために行われるものです。
点数自体にあまり意味はなく、計測された結果から理解が足りない場合には学びなおしたりするべきなのですが、その目的ではあまり使われません。
もっぱら受験のような序列化・選抜に使われるので、すぐに手段と目的が入れ替わってしまいます。
手段であったはずのテスト自体が目的になって、勉強がテスト対策に変わってしまうのです。
「知ること・わかることは単純に楽しい」という意識は、点数を取れない恐怖に変わります。
テスト対策的な勉強でなぜ勉強するの?目的を見失い、勉強嫌いになっていくのではないでしょうか。 しかし、現実問題としてテストの点や受験を目標にした勉強は、学校や塾で当たり前に行われています。
無視することも難しいと思います。
学校での勉強がどうあれ、自分自身の受け取り方を変えてくのが重要かもしれません。
過去問などのテスト対策であっても、知ることの1つの機会ですよね。自分のやりたいことだけが知って楽しいことではないのですから、(点数にとらわれないように気を付けて)いろいろなことを知る機会として楽しんでしまえばいいのではないでしょうか。
きっと失敗におびえている時より、結果的に点数も上がるしね。