初音ミク観
歌声
仮想の歌声/ヴァーチャル・アイドル
デイジーベル
シャロン・アップル
初音ミク
「入れ替え可能」
初音ミクは「入れ替え可能」で「没個性的」なものの象徴でもある。(注記 : 「技術的に未熟で機械的なボ ー カルに歌心が宿らないという点で没個性である。」)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/7cjQMQzxrWDpa1htz8tLPw
初音ミク曲の初音ミクカバー
本当に入れ替え可能か?
合成音声として
歌の透明性、関数性(=人の歌の主観性)
@vocalo___love: だけど、ボーカロイドは、歌うのが人では無いので、例えば悲しい曲でもそこに未来への希望とか、そういうのを見いだせる余地があると思っている。美しすぎないか? 声の時間的拘束からの解放
音声の切り貼り
音MAD
「初音ミク」
元設定の少なさと二次創作
同時多発的な存在、「うちのミク」
2番目以降は必ず1番目との比較で相対化される
都道府県と東京
身体性、実在性
偶像、解釈
なにか曲を聞いて、受け手の中に居る初音ミクが本当の初音ミクだと自分は思ってるので、丁度この曲を聞いた俺もこの曲の初音ミクが言うように、この曲を聞いて抱いた感情こそが俺の初音ミクなんです。
重音テトだけど
砂の惑星
HERO
ボーカロイドイメージソングの主流って、「側において欲しいよ」とか「ひとりじゃ何も作れない」とか言ってた黎明期の弱い初音ミクから、時代と共にどんどん強い初音ミクになってるんですよね。最近の初音ミクはキミを照らせるし世界に歌を届けられる。そんな中でもHEROの初音ミクは特段に強いし、
初音ミクを強くした=ヒーローにしたのはわたしたちなんだよ、きみたちなんだよ、っていうメッセージもあって、丁寧。
HEROの初音ミクが特段に強いように感じるの、「"今は"みんなに歌を届けられるんだよ!」的などろくさいニュアンスが全然なくて、絶対的に強くて本物のヒーローとして初音ミクを書いてるからだし、これけっこう新しい初音ミク像だと思う。でもって、今後のミクはこっちが主流なんだろうなとも感じます
好み好みでないのはなしをすると、御丹宮くるみは弱い初音ミクのことを愛しているのでいまのところちょっとピンときてないんですが、まあマジミラテーマは毎年会場で""理解""らされるのでそのときを楽しみにしてます。
ではない
初音ミクって「未来からきた初めての音」って由来だったじゃないですか。アレどのくらい未来から来たのかなって昔うっすら考えていたんですけど、今思うと、あの未来って「今」なんじゃないかという気がするんですよね。
インターネットを介してアマチュア音楽が溢れ、数多の合成音声ソフトが市場を席巻し、子どもたちは合成音声を人の歌唱と分け隔てなく聴いている、そういう時代を実現させるために初音ミクは07年にやってきたんですよ。16年後の未来から。今から。
初音ミクの誕生で音楽の世界の歴史は確実に変わった。…というか、16年後の未来から初音ミクが遡ってきて07年に「生まれた」ことによって、2023年の「現在」は確定され、タイムパラドクスが回避された。
今日、どこかから初音ミクが07年の過去に飛んで今日までの歴史を作ったとする。だとすると、その初音ミクに育てられてきた我々人類は、明日からは初音ミクも知らない時代を生きることになる。人類は未来の先を歩く。16歳と1日目の初音ミクと一緒に。今から。
高次元から低次元への様々な形での顕現
抽象概念の記号を介した具体化
異なる基準において正反対の性質から
「同一平面上にない二つの面に対して垂直な面」
初音ミクは非実在の範囲で"いる"