テキストベース短歌
文面としての体験が優先されることで光る短歌表現
俵万智は『短歌をよむ』で口に出す大切さを説いていた
そこからの脱却
https://poem.yuneko.me
Code Poemとは
プログラミング言語やコンピュータ的な概念を用いて書かれた詩のことである。
自分は発声したときの韻律はあまり気にせずに、プログラミングやコンピュータ特有の表現によって今までにない表現をすることを目的としています。
第6基幹塔の人工知能(少女終末旅行)の機械語詩
extanka(@extanka)
言語化できる感情なんてコピーもペーストも削除もできる
30字だけど、57577の型から見るとめちゃくちゃ歯切れが悪く、口に出すと心地よくない
が、この首は文字で読むと割と軽々と読むことができる
てば(shiba4069)
しょかじゃなくはつなつと呼ぶそれだけで思い出みたく光る初夏
最後の「初夏」はなんて発音しよう?
発音ベース
アラン『芸術の体系』 p.120
美しい詩句の発音は、衝突や緊張のないダンスだといえるかもしれない。そしてそのことは、注意を呼びさまし、遠くまで聞こえるようにと最大限の声を出さねばならないくだりで、いっそうはっきりと感じられる。自分の気持ちの高揚を音の自然な歩みに適合させ、口と胸を開放できた詩人は、しあわせだ。そのときは体の力が気持ちを支え、前へと運んでくれる。そうした調和のないところに美しい詩句はない。
言葉が通じることの神秘に迫る── 俳優、歌手、歌人、アナウンサーらが「音声学」に注目している理由 | AERA DIGITAL(アエラデジタル)(川原繁人)
──スマートフォンが生活の中心にある今の社会では、SNSもチャットアプリも文字によるコミュニケーションが中心です。最近では、電話を嫌がる人も増えているとか。
今は文字中心社会ですからね。ただ、文字コミュニケーションによって、自分の声による音声コミュニケーションと同じ情報量が伝わると思い込んでいる人が多いような気がします。
そのことを真剣に考えるようになったきっかけのひとつは、歌人の俵万智さんとの交流でした。短歌は、もともとは声に出して詠み合うもので、それが今の時代になって「詠む」から「読む」に変わってしまった。そこで、あえて短歌を声に出して音で伝えることで、実際に印象が変わるのかを俵さんと語り合ったことがあります。
俵さんの作品には、「音の響きの心地よさ」を意識して取り入れているものがたくさんあります。本書の第二章でもいくつか具体例を紹介しています。上白石さんの声の分析にも共通することですが、文字にすると消える情報がたくさんある。そのことはもっと知られてほしい。
関連: 発音される機会がないので読みがわからない
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