鳰鳥の
( 枕詞 )カイツブリの水中に息長く潜る習性や雌雄の仲の良いことなどから、「潜かずく」「息長おきなが」「二人並び居」「なづさふ」などにかかる。また地名「葛飾かづしか」にもかかる。 「頭椎くぶつちの痛手負はずは-潜きせな/日本書紀 神功」 「 -葛飾早稲をにへすとも/万葉集 3386」 「 -息長川は絶えぬとも/万葉集 4458」 「 -二人並び居語らひし/万葉集 794」~古事記(712)中・歌謡「いざ吾君(あぎ) 振熊(ふるくま)が 痛手負はずは 邇本杼理能(ニホドリノ) 淡海(あふみ)の海に 潜(かづ)きせなわ」