天羽々斬
天羽々斬 - Wikipedia
(あめのはばきり、あめのははきり)は、日本神話に登場する刀剣である。「
天羽々斬剣
」(あめのはばきりのつるぎ) 、
石上神宮
では「
布都斯魂剣
」として祀られる。 別名「
天十握剣
」(あめのとつかのつるぎ)、 「
蛇之麁正
」(おろちのあらまさ)、 「
蛇之韓鋤
」(をろちのからさひ/おろちのからさび)、 「
天蠅斫剣
」(あめのははきりのつるぎ/あめのはえきりのつるぎ)。~
スサノオ
が
出雲国
の
ヤマタノオロチ
を退治した時に用いた
神剣
。
大蛇
を斬った時、体内にあった
天叢雲剣
(
草薙剣
)にあたって切先が欠けてしまった。 当初は
十拳剣
/
十握剣
/
天十握剣
としか言及されず、古事記と日本書紀本文では固有名詞を与えていない。~スサノオの十握剣には、
八岐大蛇
退治の時に天羽々斬剣と名称がつけられた。日本書紀では複数の別名がある~
須佐之男命
(
素戔嗚尊
)が最初にもっていた十拳剣は、
天照大御神
(
アマテラス
)と
宇気比
(
誓約
)した際、姉神によって三つに折られて口に含まれ、
宗像三女神
(
多紀理毘売命
、
市寸島比売命
、
多岐都比売命
)となった