天之麻迦古弓
(あめのまかこゆみ)は、日本神話に登場する弓。天若日子(あめのわかひこ)が持っていた弓矢(弓)で、天之波士弓(あめのはじゆみ)、天鹿児弓(あめのかごゆみ)、とも表記される。天羽々矢(あめのははや)と共に、葦原中国に遣わされる天若日子に与えられた。~葦原中国平定において、高天原の命を受けて葦原中国を訪れた天若日子は、8年たっても高天原に戻らず、逆に高天原から派遣された雉を射殺してしまう。この時に使われたのが、天之麻迦古弓と天羽々矢である。雉を殺した天羽々矢は高天原まで届き、高木神が矢を投げ返すと、その矢にあたり天若日子は死んでしまった。~出典や場面によって、出てくる弓の名前が異なる場合がある。弓・古事記には、天之麻迦古弓、天之波士弓・日本書紀には、天鹿児弓、天梔弓(あまのはじゆみ)矢・古事記には、天之波波矢、天之加久矢・日本書紀には、天羽々矢、天真鹿児矢 天之麻迦古弓と天之波士弓は本当に同一なのだろうか?