多賀神社
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直方城下町の鎮守として知られる「多賀(たが)神社」は、日本の国土を造り、八百万(やおよろず)の神々を生んだという、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ ※男神)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ ※女神)の夫婦神を祀る神社です。創建は不明ですが、古くは「日ノ少宮・日若宮」や「妙見大明神多賀大神」と称したこともあると伝わります。南北朝時代の正平年間(1346~70年)には、懐良親王(かねながしんのう)が、南朝方の武将・菊池武光から資材の献上を受け、社殿を改築したという記録も残っています。元禄4(1691)年に「多賀大神」と社号を改めました。4月中旬にある「擲桃祭(てきとうさい)」は、伊邪那岐が黄泉(よみ)の国から逃れる際に追っ手に桃を投げたところ退散し、難を逃れ開運を導いたという古事に由来しており、災難厄よけ・開運が御神徳となっています。御神紋の「向鶺鴒(むかいせきれい)」は、夫婦の鵠(くぐい ※日本書記に登場する鳥)を象ったものであり、夫婦円満や家内円満、長寿も同様に多賀神社の御神徳となっています。授与所では、3つの桃を象った愛らしい土鈴「桃の子(もものみ)」や夫婦鶺鴒(めおとせきれい)の土鈴を授かることができます。