椿市廃寺
所在地:行橋市大字福丸393 ほか
椿市廃寺跡 (つばきいち はいじ あと) | 行橋市ホームページ
https://gyazo.com/b53cb91c3b009856db4c77a504cb3537
配置は、6世紀末に聖徳太子が建てた四天王寺と同じ配置です。
https://gyazo.com/4644080a47c4f97e8082b6cfc174cf00
大量の瓦も発見され、この寺が7世紀末頃に建立されたこともわかりました。~椿市廃寺跡からは古代朝鮮半島の百済・新羅・高句麗三国の瓦に影響を受けた、多様なデザインのものが出土しています。中でも注目されるのは、8世紀の瓦です。当時の日本の皇居・中央官庁である平城宮(奈良市)の瓦と同じ型を使って作られた瓦が出土したのです。瓦の材料の土が異なるので、瓦を運んできたのではなく型が運ばれて来て、椿市廃寺の近辺で瓦が製作されたと考えられます。~10世紀以降の土器はごく少なくなることから、9世紀のうちにこの寺は廃止されたようです。
物部世真古.icon 要点
四天王寺と同じ配置
平城宮(奈良市)の瓦と同じ型を使って作られた瓦が出土
9世紀のうちにこの寺は廃止された
N33.7417528,E130.9166511 椿市廃寺跡