神皇正統記_【正統】君徳による正路
from 愚管抄と神皇正統記
神皇正統記_【正統】君徳による正路
*君徳が大切。君徳がなければ、その天皇の位は長く続かないし、子孫も皇統を継承できない。
*ある天皇の子孫が絶え、傍流の皇族が皇位につく場合、君徳の有無という観点で頷けるものなら積極的に当然とする。「正理にかえる」。血筋の絶対ということではなく、有徳の皇族の中に皇位が伝えられていくこと。
①武烈→継体 ②称徳→光仁 ③陽成→光行
*それゆえ、人臣が降位させたり皇位につけることが積極的に肯定される。
*儒教の放伐思想に近いが、皇位につく人は天照大神の子孫(天皇家一族)に限られねばならない
*「継体の道」は幾たびかの屈折があったが、いつかは「正理」が貫いているので「正路」にかえる