爆走太平記26
爆走_太平記
※おまけ 上杉畠山讒高家事付廉頗藺相如事について
空海の性霊集4巻 「李邕が真蹟の屏風を進る表」に
「美玉は賢王によって車を照らす」という表現があり、
所謂「和氏の璧」が「照車の珠」であるとされています。
B.C.8C     B.C.280ころ
楚の「和氏の璧」=趙の「連城璧」(完璧)であるが、さらに
B.C.4Cころ
=魏の「照車の珠」 は、どこからきたんだろうと思ってました。
そういう伝説があるのでしょう。
https://ja.m.wikisource.org/wiki/太平記/巻第二十六
卞和尚先にもこりず、草庵の内より這出て、二代の君に二の足を切れし故を語て、泣々此石を成王に奉りける。成王則玉磨きを召て、是を琢かせらるゝに、其光天地に映徹して、無双玉に成にけり。是を行路に懸たるに、車十七両を照しければ、照車の玉共名付け、是を宮殿にかくるに、夜十二街を耀かせば、夜光の玉とも名付たり。誠に天上の摩尼珠・海底の珊瑚樹も、是には過じとぞ見へし。此玉代代天子の御宝と成て、趙王の代に伝る。趙王是を重じて、趙璧と名を替て、更に身を放ち給はず。学窓に蛍を聚ね共書を照す光不暗、輦路に月を不得共路を分つ影明也。此比天下大に乱て、諸侯皆威あるは弱きを奪ひ、大なるは小を亡す世に成にけり。彼趙国の傍に、秦王とて威勢の王坐けり。秦王此趙璧の事を伝聞て、如何にもして奪取ばやとぞ被巧ける。
太平記中では、干将莫耶=始皇帝暗殺未遂の匕首
という伝説もありました。
これが専諸の魚腹剣だったりしないかな?
太平記中に説かれる特異な史記の引用も、単なる錯誤ではなく、そういう異本?伝?があるようだ