清寧天皇
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愚管抄
清寧天皇
五年 元年庚申 卅九即位或卅七。
雄略第三子。母皇太(后)夫人韓媛。葛木円大臣女。
同国磐余甕栗宮。
此御門しらがおひて生給へり。故に御名をしらがとつけたてまつる。父の御門あやしみかしづきて東宮に立て給云々。御子をはしま〔さ〕ず。仍履中の御孫を二人よびとりて子にし給へり。安康の世の乱によりて丹波国にかくれておはしけり。
大臣大連如上。