敏達天皇
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愚管抄
敏達天皇
十四年 元年 壬辰 廿四即位
八十二或卅七或廿八。欽明第二子。欽明十五年為東宮。母皇太后石姫皇女。宜化御娘。
大和国磐余訳語田宮。
后四人。御子十六人。男六人。女十人。
大臣蘇我馬子宿禰。
大連物部弓削守屋連。
此御時、百済国より仏経・僧尼わたせり。守屋大臣仏像を焼、法師を追すつ。此日天に雲なくして雨ふる。王臣以下悪瘡国内にみちたり。仏経を令滅故也。蘇我大臣一人舎利を行ひ、信仏法行之。
高麗より烏の羽に文をかきて参らす。船史祖王是をよむ。