愚管抄_【歴史】
from 愚管抄と神皇正統記
愚管抄_【歴史】
当然そうなる道理は、それ自体何の原理もない
→それによって歴史の推移を説明できない
→道理が変化し下降してゆく過程として歴史をとらえる
→それぞれの段階においてその通用する道理を想定
→その道理によって各段階の歴史の動きを説明
*すべてを相対的・流動的にとらえる
*その中で唯一の不変の原理
「それに漢家の事はただ詮にはその器量の一事極まれるをとりて、それが打ち勝ちて国王とは成ることと定めたり。この日本国は初より王胤はほかへ移ることなし。臣下の家又定め置かれぬ。」
→血筋が不変。
*この原理は世と共に移り変わる道理に包まれて、柔軟に生き続ける
*この原理は摂関家というものの正統化と不分離
*世が衰えると天皇は幼少で即位、若年で位を去る
*なので、優れた臣下が天皇を助けなければならない
※摂関家も固定されていれば、優れた人物が現れるとは限らなくない?
→神々の約諾!伊勢太神宮が天児屋根命(春日大明神)に天皇を守れと約束
…武士の世…藤原氏から征夷大将軍