大乗仏教の教理と教団
#仏教 #大乗 #教理 #平川彰
大乗仏教の教理と教団1☆大乗と小乗
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/804454610
第一章 大乗仏教の特質
一 大乗と小乗
(一)大きな乗物
①自利利他。自覚覚他、覚行窮満
②在家と出家を一貫する仏教
*在家者が排除されない
*出家菩薩に独自の戒律はなかった
*六波羅蜜には、在家出家の区別を示す教理はない
*菩薩は在家者
③賢愚・善悪の人々をあわせ救う
*難行道と易行道
*慈悲に立脚
*行の仏教と信の仏教。すべての人を漏らさない
④仏身論の発達
⑤すべての人が菩薩になりうる(信にもとづく)
*菩提心を発す
*hInayAnaは小乗と訳すが、hInaには小の意味はない。「捨てられた」「劣った」の意味
*三乗:声聞乗・独覚乗(以上が小乗)と菩薩乗(大乗)
(二)大乗仏教の教理
①一乗 →悉有仏性・如来蔵
②空・無自性
③種々の三昧
④仏陀観
(三)大乗の自覚
二 大乗仏教の成立
(一)大乗成立の年代
*大乗仏教の成立は西紀前後頃(或いはそれ以上)
*「大乗」の語は、「小乗」に無関係に、それ以前に作られた。「菩薩乗」よりも古い
*後漢の桓帝時に安息国の安世高が洛陽に来て小乗経典を訳した
*桓帝霊帝時に月支の支婁迦讖(しるかせん)が大乗経典を訳した
*菩薩が修業を完成しながらも、成仏しないでこの土に留まっているという思想も、西紀一世紀ごろにはすでに成立していた
(二)菩薩の出現
*菩薩:その本質が悟りである人≒仏陀
*仏教経典では、菩薩:菩提を求める人
*摩訶薩:偉大なる人(大士)
*仏伝文学の菩薩:仏陀の前生。受記を得ている
*大乗の菩薩:受記を得ていない。成仏の保証などまったくない凡夫の菩薩。菩提心を発すことによって、自己が菩薩であるとの自信を得た。
(三)菩薩の自覚
*仏塔信仰の場で起こった?…応答する仏陀・人格的に現在する仏陀。威神力を持つ仏陀
(四)菩薩の語の成立
*西紀前200年以後、間もないころ?
大乗仏教の教理と教団2☆大乗仏教の成立
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(五)在家菩薩と出家菩薩
*大乗仏教は在家仏教運動から発展した
→最初は菩薩に在家と出家の区別はなかった
*四衆の「衆」はパリシャッド。僧伽ではない。
*僧伽は比丘と比丘尼のみ
*仏塔は仏宝。比丘は僧宝。
**比丘は仏塔に住することはできない。
**僧伽は仏塔に布施されたものを受用することはできない。
**仏塔に住する菩薩が具足戒を受ければ、仏塔を去って、僧伽藍に移住しなければならない。
(六)大乗戒
*三聚浄戒
*『解深密経』:転捨不善戒・転生善戒・転生饒益有情戒…三種戒
*『瑜伽論』:
①摂律儀戒(七種の別解脱戒。声聞戒を入れる)・摂善法戒・饒益有情戒…三聚浄戒。
②四重・四十三犯事…菩薩戒
(七)菩薩衆と仏塔・チャイトヤの関係
*比丘僧伽と菩薩ガナ
(八)経巻信仰とチャイトヤ
*般若経は仏塔信仰に反対し、般若経の経巻を供養する功徳を説く
*舎利を安置する「塔」と般若経の経巻を安置する「チャイトヤ」
*般若経の供養の方が、舎利供養より遥かに功徳が大きい???
*仏塔信仰集団と般若経の集団
*般若経は難しいので、民衆のために「明呪」として受持し、この経巻をチャイトヤに安置して礼拝する功徳を説いた(舎利のように礼拝の対象にした)
*阿練若での三三昧(空・無相・無願)→般若波羅蜜→→→信仰の仏教
*般若経は、最初から菩薩仏教の経典
(九)菩薩教団と碑文の関係
*大乗仏教が出現した西紀前後の頃は仏塔建立が盛んだったが、その碑文に「大乗」の語はない
*西紀一世紀には多くの大乗経典が述作されているが、それらの中に「大乗」の語はある
*二世紀以後には多数の訳経僧がインドより中国に到来しているが、その大部分は大乗経典の翻訳者(この時代に大乗仏教は盛んであった)
*しかし、碑文に「大乗」の名はない
*『大唐西域記』には小乗を学ぶところ60カ所、大乗24カ所、大小兼学15カ所
*菩薩たちは仏塔の寄宿者であって、仏塔の所有者ではなかった
*大乗経典では戒は重要視されるが、律は説かれない
*戒は個人修行の規範、律は団体の規範
大乗仏教の教理と教団3☆大乗の教理の特色
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三 大乗の教理の特色
(一)大乗の基本的教理
*大乗で最も重要な思想:仏性
*自性清浄心・如来蔵・悉有仏性
*如来種(煩悩の中にすでに菩薩を菩薩たらしめる「法」が存在する
*仏種・仏子・如来の家に生まれる
*一乗(法華経。三乗を等しく救済できる教え)
*原始仏教では「四姓平等」。また僧伽ではその成員がすべて平等
*六波羅蜜行 ←般若経では、空の智慧によって実行して、すべては無執着の行となり、般若波羅蜜に総合される
*空の思想…原始仏教の「諸行無常」「諸法無我」の考えを受け継ぐ
*菩薩の成仏の修行…修行の階位。般若経・華厳経
(二)信の仏教
*戒波羅蜜…大乗戒・菩薩戒
*四弘誓願:菩薩の総願
*易行道は信仰の仏教。仏塔信仰から発展。
*易行道は信解脱(心澄浄。心を浄化する)、難行道は慧解脱
*法性身(世界に遍満)と父母生身
*仏法の大海は信を能入となし、智を能度となす(信を深めれば智に転化する)
四 部派仏教との関係
第二章 大乗経典の成立と経録
一 大乗仏説の意味
*大乗非仏説
*富永仲基『出定後語』
*真に仏説の名に価するものは、阿含経の数章にすぎない
大乗仏教の教理と教団4☆初期の大乗経典
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二 初期の大乗経典
(一)支婁迦讖の訳経
(二)大乗興起以前の経典
三 大乗経典の源流
*最初から種々の経典が並列して存在していた。
*般若経→法華経→華厳経…というような加上ではない。
*支婁迦讖の訳経中に般若・華厳・浄土・宝積経の中核部分・文殊・如来蔵思想の萌芽・大乗の涅槃経(法身常住→如来蔵)が含まれる
*初期の大乗経典には、法華経の一乗思想・唯識仏教は現れていない。
*唯心論は早くから自覚されていた
四 大乗経典の発展
(一)般若系統
*種類が多い 
*大本の経典がある
*経典受持の功徳
(二)華厳系統
*最初は簡単な経典であったが、次第に同種類の経典が多数に作られて、最後にそれらが総合されて、大きな経典になった
*大方広仏華厳経
*60巻34品(仏陀跋陀羅)
*80巻39品(実叉難陀)
*40巻(般若三蔵)入法界品のみ。普賢行願讃
*刹那=劫
(三)法華経
*正法華経(竺法護)10巻27品
*妙法蓮華経(羅什)7巻
*添品妙法蓮華経(闍那崛多と笈多)
*大乗最古の経典とは見がたい
*仏塔礼拝・仏像作成・仏像礼拝の功徳
*般若経と立場が異なる
*一乗
*開経(無量義経)と結経(観普賢菩薩行法経)
(四)浄土系経典
*浄土三部経(無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経)
*阿閦仏国経
*般舟三昧経(阿弥陀仏の観相を説く)
*弥勒下生経
*薬師如来本願経
(五)菩薩蔵と大宝積経
(六)如来蔵系経典
*凡夫が如来を蔵している、如来に凡夫が蔵せられている
*仏性。悉有仏性
*在纏位の法身
*言葉は「事実」を十分に説明できるものではない
*西紀400年過ぎに翻訳が集中している
*『大集経』…正法(仏滅後500年中に次第に滅びていく)の存続を中心課題とする
(七)唯識系経典
*如来蔵系の経典より新しい
*『大乗阿毘達磨経』
*『解深密経』(西紀400年以前)
*識の所縁は唯識の所現である(認識の対象は主観の現わし出したものである)
*如来蔵系の経典にも唯識説を説く経典が多い
*弥勒・無著・世親…経典としてよりも論書の形で教理が述べられた。
*仏身論(三身説…法身・報身・化身)
*金光明経
(八)五大部と大蔵経
*天台大師:大乗を究竟するは、華厳・大集・大品・法華・涅槃より過ぎたるはなし
【開元釈経録(開元録)】
大乗仏教の教理と教団5☆経録・経録以後
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805281607
五 経録
六 経録以後
(一)玄昉将来の一切経
(二)宋代の訳出経と経録
(三)大蔵経目録と至元録
(四)大蔵経への入蔵と続蔵経
(五)中国・日本人の著作と大蔵経
大乗仏教の教理と教団6☆四句分別と空
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805420411
第三章 空観の性格
一 存在としての空
(一)空と虚無
(二)空の媒介性
二 空と無
三 四句分別と空
(一)四句分別と論理
*有
*無
*亦有亦無
*非有非無
(二)四句分別と無記
*人間にとって重要なことは、この苦の仁政から解脱すること
(三)苦の四句分別
*苦は自作であるか
*苦は他作であるか
*苦は自作にして他作であるか
*苦は自作でもなく他作でもなく無因生であるか。
*常見と断見(連続と断絶)との二辺(二つの極端)に陥らないで、中道による見方ができる。
(四)矛盾概念と中道
*法(存在)は衆縁所縁である
(五)般若と空
*空智:自我に立場を持たない
*生得の般若:生まれながらにそなわっている
大乗仏教の教理と教団6☆四句分別と空
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805420411
第三章 空観の性格
一 存在としての空
(一)空と虚無
(二)空の媒介性
二 空と無
三 四句分別と空
(一)四句分別と論理
*有
*無
*亦有亦無
*非有非無
(二)四句分別と無記
*人間にとって重要なことは、この苦の仁政から解脱すること
(三)苦の四句分別
*苦は自作であるか
*苦は他作であるか
*苦は自作にして他作であるか
*苦は自作でもなく他作でもなく無因生であるか。
*常見と断見(連続と断絶)との二辺(二つの極端)に陥らないで、中道による見方ができる。
(四)矛盾概念と中道
*法(存在)は衆縁所縁である
(五)般若と空
*空智:自我に立場を持たない
*生得の般若:生まれながらにそなわっている
大乗仏教の教理と教団7☆空の主体的在り方としての空智
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805475983
四 空の主体的在り方としての空智
(一)空と自我
*空の認識が実現する条件
①如実知見(ありのままの認識)
②不顛倒(自己放棄・空の否定が、盲目的・虚無的にならない)
③純粋清浄(心がきよらかになること)自性清浄
*三昧
*入我我入
(二)空智の二面性
*無分別智(空智)=戯論寂滅
*真理・無限・永遠などが認識される
*諸法実相
*根本無分別智と後得智
*解脱知見
*三輪清浄の布施(施者・受者・施物が空)
→執らわれない立場で布施がなされる時、それが真実の布施である。無執着・無所得
*一味平等
*真実相
五 空・仮・中の三種の真理
(一)空性と縁起
*空・仮・中…存在の在り方
*存在とは、縁起によって成立したもの(因縁所生法)。法
*重々無尽の縁起
*世界=法界
*世界の、この何処までもつながった在り方を「空」という。時間的には永遠の相、空間的には無限の相
*縁起なるものを、われわれは空性と説く(中論)
*空性真如(実在がそのまま空)
*名称によって把握されるものを「仮」あるいは「仮名」という。形をもつもの。
*厳密には、名前によって表現できないもの
*刹那滅。大海に生ずる一つの浪の如きもの。ひとつひとつをそれぞれ異なる名で呼ぶことはできない。縁起的につながっている。
*全体者としての空の限定的顕現
*空性であるものは即ち仮である(中論)
(二)仮と縁生の法
*世俗諦を知るのは「仮智」。差別の世界の差別相を如実に知る智慧
*第一義諦(勝義諦)。絶対的真理。根本智によって知られる。
*若し世俗諦に依らなければ第一義諦を得ることはできない。第一義諦に依らなければ涅槃を証得することはできない(中論)
*断常中道…断見と常見の両極端に陥らない
*有無中道
六 空思想の起源
(一)スッタニパータの空の教説
(二)小空経
(三)大空経
大乗仏教の教理と教団8☆中論における法の意味
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805606488
第四章 中論における法の意味
一 法の三種
*月称(中論「観業品」の注釈)法の三種の意味
①自相を持する意味=一切の有漏・無漏の法(有漏と無漏で一切の法)
②悪趣に行くことを防ぐ意味=十善等の法
③五趣の輪廻に堕することを防ぐ意味=涅槃
→「法に帰依する」の「法」=涅槃
二 法と存在
『中阿含』「象跡喩大経」
*縁起を見る者は法を見る。法を見る者は縁起を見る。
*法を見る者は仏を見る。仏を見る者は法を見る。
『稲芉経』
*縁起を見る者は法を見る。法を見る者は仏を見る
三 欺誑法(モーシャダルマ)の意味
*凡夫が「有る」と思っているものは旋火輪の如き存在であり、モーシャダルマ(欺くこと)である。非実に顕現する
*それ故に一切行は無自性であるから、虚妄である。モーシャダルマであるからである。陽炎等〔に見られる〕水の如くである
*一切行が欺誑法であることは、現象が虚無であることを主張しようとするのではなく、現象の本質が空であることを明らかにせんがためである。
*水はないが、原因となる陽炎はある。
*欺誑法を成立させる原因となる縁起は存在する。それは空性の在り方を持っている。これが一切行の在り方である
*凡夫の認める現象世界の法としての在り方を、欺誑法と理解
*二重構造。欺誑法は遍計所執相、縁起は依他起相
*さらに又、無因なる色は決して得られない。それ故に色に関するいかなる分別をも分別すべきでない(中論4_5)
*他に縁らず、寂静にして、戯論によりて戯論されず、分別を離れ、多義なきこと、これが真如の相である(中論18_9)
四 法と法性
*心の対象が止息するとき、言葉で表現されるものも止息する。法性は涅槃と同様に不生不滅である(中論18_7)
*法性自身は不生不滅であるが、それの現れとしての諸法の世界は多様である。このような意味で法は無自性であり、空である
*『中論』で説く法性が縁起法の世界に内在しており、しかも無限に豊富な内容をそなえている店で、これは唯識の三性説における「円成実性」と共通性が認められる
大乗仏教の教理と教団9☆仏陀観と心
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805679604
第五章 仏陀観と心~大智度論を中心として
一 心と法性身
二 如としての法身と法性身
三 菩薩の法性身の意味
大乗仏教の教理と教団10☆阿梨耶識と阿頼耶識
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805748657
第六章 阿梨耶識と阿頼耶識
一 問題の所在
二 阿梨耶識の蔵の意味
三 阿梨耶識と末那識
四 阿梨耶識と輪廻転生
大乗仏教の教理と教団11☆起信論の三大について
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805816370
第七章 起信論の三大について
一 問題の所在
二 起信論の三大と仏の三身
三 三大の名称
四 三大の類似思想
五 法の理解と三大
六 法の自性・自相と業用
七 体の訳語について
八 中国の体用思想
大乗仏教の教理と教団12☆大乗の仏陀観と仏像の出現(1)
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805873449
第八章 大乗の仏陀観と仏像の出現
一 問題の所在
二 応身仏思想の出現
*伽耶近成の仏陀・・・応(化)身仏
*久遠実成の仏陀・・・報身仏
*無余依涅槃に入った仏陀は、形がないが実在する→仏像で表せない
*入滅は涅槃に入るのではなく、本地の仏陀に帰る
*応身仏は滅するのではない。応身仏がそのまま本地の仏陀の現れである
三 応身仏と仏像の関係
(一)仏像の起源
*応身仏は凡夫には見えなくとも、現世に常に存在する仏陀である
*救済するために有形的な姿を持つ
→仏像に表せる
(二)北インドの仏足石と過去四仏の坐
(三)仏教研究の方法について
大乗仏教の教理と教団13☆大乗の仏陀観と仏像の出現(2)
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805928415
四 部派仏教の仏陀観と仏像
*仏像の造立とは積極的な関係は見出し難い
(一)上座部の仏陀観
*ミリンダ王問経。仏は実在する
*法身 ←教法の集まり
(二)説一切有部の仏陀観
*色身は帰依の対象ではない。
*色身に帰依することを主張していた人々が、当時あった→仏像へ?
(三)大衆部の仏陀観
*仏像を菩薩像と呼んでいた
(四)法蔵部と仏像
*仏像・菩薩像を礼拝していた
五 大乗仏教の仏陀観と仏像
(一)初期の大乗経典
(二)般若経の仏陀観
*色身よりも法身を重視
*仏像よりも経巻供養を重んじる
(三)法華経の仏陀観
*仏像の出現に最も関係が深い?
*原始法華経の成立が、西紀100年ごろ
(四)道行般若経
*見仏の体験→仏像?
(五)般舟三昧経と観仏
(六)結語
*大乗の見仏・観仏の行法が、仏像の観想から生じたとは見がたい
*仏像が作られた後には、それが観仏三昧に利用されたことはあったであろう
大乗仏教の教理と教団14☆婆沙論より見たる大乗教団
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/805987245
第九章 婆沙論より見たる大乗教団
一 説一切有部と龍樹の関係
二 大乗経典における非仏説の弁護
三 婆沙論に排撃される論師や部派
四 婆沙論に現れる「沙門」
大乗仏教の教理と教団15☆大乗仏教の教団史的性格
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/806115987
第十章 大乗仏教の教団史的性格
一 声聞僧と菩薩教団
(一)仏塔と菩薩教団
(二)十住毘婆沙論の立場
(三)声聞僧伽と菩薩ガナ
二 在家菩薩と出家菩薩
(一)在家菩薩の宗教的実践
(二)出家菩薩としての比丘の意味
(三)出家菩薩の宗教的実践
*十善道を諸仏から受ける(僧伽からではない)
*十二頭陀
*声聞上座たちによって対等の論的として遇せられなかった?
*十住毘婆沙論では「仏から受けた戒は百千万劫にも失わず」
*声聞乗の律儀戒は「死ぬまで」なので「尽寿捨」。しかし途中で還俗すれば戒体を失う
(四)菩薩ガナの組織
大乗仏教の教理と教団16☆部派教団における仏塔の地位の独立性
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/807206614
第十一章 部派教団における仏塔の地位の独立性
一 仏塔研究の資料
二 仏塔の土地の所有の問題
三 仏塔に献ぜられた供物の処分・仏物無尽
四 仏塔の祭りと僧伽
五 仏塔の独立的性格
大乗仏教の教理と教団17☆カローシュティー碑文と大乗教団・律蔵より見たる大乗教団
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/807272488
第十二章 カローシュティー碑文と大乗教団
一 大乗寺と小乗寺
二 仏塔建立を示す碑文
三 仏陀に献ぜられた仏塔
第十三章 律蔵より見たる大乗教団
一 部派教団の成立
二 精舎における生活秩序
三 大乗菩薩と部派の精舎
大乗仏教の教理と教団18☆初期大乗教団における塔寺の意味【了】
https://twitcasting.tv/kouyakun_cafe/movie/807513485
第十四章 初期大乗教団における塔寺の意味
~法華経・郁伽長者経・華厳経浄行品を例として
一 資料
二 法華経より見たる塔寺としてのストゥーパ
三 塔寺の意味
四 郁伽長者経における廟の意味
五 華厳経浄行品における仏の宗廟
六 用語の変遷の意味