9_13．高野山に壇場を建立して結界する啓白の文（ノート）

・此の伽藍の如来像の前に於て、諸の仏子同法と一心に仏法を住持して、四恩を報じ奉り、有情を饒益せん。

・此の伽藍の東西南北四維上下に於て、所有（あらゆる）一切の正法を破壊せん毗那耶伽、諸の悪鬼神等は、皆悉く我が結界の処七里の外に出で去れ。若し正法を護らん善神鬼等の我が仏法の中に利益有らん者は、意に随って住して此の伽藍に於て仏法を防護せよ。

・此の院内に在りて東西南北四維上下に所有（あらゆる）一切の正法を破壊せん毗那耶伽、諸の悪鬼神等は、皆悉く我が結界の処七里の外に出で去れ。若し正法を護らん善神鬼等の我が仏法の中に利益有らん者は、意に随って住せよ。