4.「照車の珠」アナザーストーリー
国宝とは何か。道を修めようとする心である。道心ある人が国宝なのである。「珠などが宝ではない、照于一隅此則国宝」と古人も言っている。 解釈
それぞれの場所(一隅)を照らす人材は国宝である。(自分の場所を照らすことくらいはできそうwそれくらいなら!…と勇気づけられるらしい)
疑問…于は千の誤読である。←今ココw
「照千一隅此則国宝」が正しい。一隅を守ることが千里を照らす。ちょっと意味は違うけど、「守一隅」が「一隅を照らす」に通じる気がするw 蓮注:史記では、超有能な四人の家臣がそれぞれ一角を完全に担うことによって、国の四隅(四方)が完璧に守られる。
意味は似ているようで全然違うと思う。「それぞれの分に応じた照らし方をすればいいよ。みんなで集まれば千里を照らす」ではなく、「千里を照らす有能な人材たれ」だもの。
※最澄の引用は、おそらくこれ
威王曰、寡人之謂宝与王異、有臣如檀子等、各守一隅、則使楚趙燕等不敢輙前、若守寇盗則路不拾遺、以此為将則照千里、豈直十二乗車耶