『狩り』でペダリングから重心を見直す
「ブルクミュラー25の練習曲」の9曲目『狩り』。8月13日から着手して、9月25日に仮合格を出しました。およそ6週間。
この教則本を始めてから、これまでの練習曲はだいたい3週間で仮合格まで行き着いていました。ですが、発表会でボロボロな演奏をしたのを思い出すと、「仮」とはいえちょっと合格の判定が甘過ぎたのかもしれません。なので今回は、クリアすることではなく、この曲で練習できることは何だろう、そんなことを考えながらもう少しじっくりと取り組んでみることにしました。
5週目あたりで、どうやらダンパーペダルを踏み過ぎていることに気がつきました。身体の重心が前寄りになっていて、ペダルを踏まないときは必要以上にすねの筋肉で足首から先を引き上げないといけないし、そこからペダルを踏むと底付きするまで踏み込んでしまうような状態。
ピアノの弦からダンパーが離れるところまでペダルを踏んだら、それからさらに深く踏み込んでも効果は変わりません。このダンパーが弦から離れる最低限の踏み込みをすることと、踏む動きより離す動きに意識を向けた方がいい音が鳴るように感じました。
そのためには、身体の重心が前寄りなのをどうにかしなければならない。ここで、ピアノの初心者によく言われる「頭の先を糸で釣られたような」という言葉の意味に気付かされるわけです。身体の重心は前でも後ろでもなく、中心だよ、と。
とはいえ、意識しただけで改善するほど簡単ではなく、私の場合はやっぱり上半身が前後のどちらかに傾いてしまいそうになるので、体幹を鍛える必要があるのかな、と思っているところです。
https://youtu.be/ar_bHDCp2v0
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