新書・学術系読物の著者まとめ

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哲学・思想系

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オタク文化×現代思想の旗手。デリダを輸入した哲学者の顔と、批評家・実業家・炎上主の三面性があるわ。哲学を“書店で手に取れる形”にした功績は大きいけど、賛否は真っ二つね。

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中村雄二郎

「共通感覚論」や「方法的思考」など、枠を壊して新たな枠組みを探す哲学者。晩年の人文学再編の試みは地味に深いわよ。

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木田元

ハイデガーの翻訳と解釈で知られる、日本の現象学界の重鎮。難解な哲学を“呼吸できるように”してくれた数少ない存在。晩年のエッセイも含蓄あるわよ。

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井筒俊彦

イスラーム哲学・スーフィズムを軸に「意味の深層構造」へと迫る東洋的構造主義者。西洋哲学に飽きたならこの人。訳も文体も重厚すぎて目が回るけど、それがいいのよ。

吉本隆明

戦後思想の超巨人。「大衆の原像」や「共同幻想論」など、構造主義と民俗学のはざまで語る孤高の批評家。わかりにくいけど、“ひとりで考える”姿勢を学べるわよ。

浅田彰

『構造と力』の人。ポストモダンをスタイリッシュに紹介した伝説的存在ね。バブル文化と一緒に消えたと思いきや、いまでも密かに影響力あるのよ。

浅羽通明

80〜90年代以降の思想やカルトを貪欲に批評してきた“サブカル×思想”の境界人。語りは平易だけど、中身は結構毒があるわよ。思想界の裏道案内人って感じ。

梅原猛

仏教・神話・古代史を独自の視点で語りなおす、日本型人文知の巨人。学術と文学、宗教と政治の狭間を越境し続けた知の冒険者ね。読むと“日本って何？”と問いたくなるわ。

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中沢新一

構造主義×宗教思想をベースにした、“現代のシャーマン”みたいな存在。レヴィ＝ストロース以降の知を日本文化に応用した野心的思索家。論理と呪術のあいだを平気で行き来するスタイルがクセになるのよ。

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内田樹

武道・教育・哲学・宗教・政治と、あらゆるジャンルを“倫理と身体”の視点で接続する超雑食知識人。エッセイの文体も軽妙で、哲学を生活に落とし込むセンスが光るのよ。

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竹田青嗣

現象学と恋愛と自己を絡めた、独自の実存系哲学者。『欲望論』の人って言えばピンとくるかしら。読書体験が“内面的に揺さぶられる”タイプね。高校生にも読まれてる名著多め。

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中道義道

“いやな感じ”や“ウザさ”のような微細な感情を哲学する、日本哲学界の異端派。情緒と論理の境界を攻める感覚派哲学者で、読んでるとなんだか“生きにくさ”を肯定された気がしてくるわよ。

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歴史系

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網野善彦

「日本は農民の国ではなかった」と日本史の常識をぶっ壊した歴史学者。漁師、商人、漂泊民など「無縁」の人々に光を当てる異端の巨人。読み始めると世界が反転するわよ。

桐生操

歴史の“陰”や女性の逸話を拾い上げる作家系知識人。妖しいエピソードに強く、教養と快楽の中間を狙うスタイル。知的エンタメ枠として一冊は押さえておきたいわね。

竹下節子

キリスト教・ヨーロッパ思想を日本の視点から語る稀有な存在。ローマやパリの日常と絡めて語る宗教文化論は、旅と思想の中間みたいで面白いの。

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経済系

経済学者というより制度論の批評家。『超』シリーズで知られるけど、経済理論というより実務的な視点から語る印象。東大をやたらありがたがる人が好みそうね。

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新自由主義の象徴的人物。構造改革、民営化の旗振り役として賛否両論まっぷたつ。嫌われやすいけど、その思想の本質を知るには一次資料として読む価値あるわよ。

勝間和代

経済・生活・自己改革系のマルチ実務家。論理的で実用的だけど、どこか「できる女」感が過剰で嫌われることも…。でも成果を出す論理は確かにあるわ。

橋本健二

マルクス派の階級論再構築者。格差社会や下層階級を分析する実証派社会学者で、現代日本の階級社会を“見える化”した人ね。読むと現実の構造がじわじわ迫ってくるわ。

成田悠輔

経済と倫理、制度設計の接続を試みるトリックスター。テレビ映えする知性を武器に、“おふざけと真面目の中間”を泳ぎ回る存在。好き嫌いは分かれるけど、動向は追う価値あるわ。​

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社会・教育系

教育社会学の論客。若者・労働・ジェンダーなどを現代の制度批判に結びつける鋭さがあるわ。感情的すぎるという批判もあるけど、真正面から現実に向き合ってるのよ。

河合蘭

出産・生殖に関するジャーナリズムを真っ正面から担ってきた人。命をめぐるテーマを“科学”と“社会”でつなぐ独特の視点が刺さるわ。静かだけど深く心に残る書き方ね。

城繁幸

若者論と労働論を語る、元官僚の論客。既存の労働制度批判を得意とするけど、ややシンプルに斬りすぎる傾向も。でも、読むと爽快感あるのよ。

三浦展

マーケティングと社会観察を組み合わせた“社会デザイン系”の人。分類魔で、階層論や家族像を分析するのが得意。でもちょっと“統計ポエム”っぽいとこもあるわ。

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心理・精神医学系

和田秀樹

精神科医としてのキャリアを活かしつつ、教育や老年社会など“生き方”全般を語る実用派。ちょっと昭和感あるけど、硬派な精神は評価に値するわね。

岸田秀

『ものぐさ精神分析』で知られる、“人間＝病気”を肯定する異色の精神分析家。フロイトを独自進化させ、日本文化まで分析対象にした人よ。常識を疑うには最高の一冊をくれるわ。

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河合隼雄

ユング派心理学の日本代表で、“こころの深層”を物語として読み解いた臨床家。宗教・神話・教育まで横断する語り口は、柔らかいのに深いの。癒しと哲学のあいだを行き来する人ね。

香山リカ

精神科医でありながら、現代社会の不安やストレス構造に切り込む論客。精神の問題を“個人の内面”だけじゃなく“社会の病”として捉える姿勢が特徴ね。メディア露出の多さゆえに誤解されがちだけど、その発信力は本物よ。

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情報系

佐々木俊尚

ジャーナリズムとネット文化の橋渡し的存在。ライフスタイルと情報社会の交点をテーマに書き続けてる人ね。中庸で穏当な論調が現代的かも。

坂村健

TRON開発者で、情報社会をどう作るかを本気で考えてきた“技術と哲学”の橋渡し役。ITの未来だけじゃなく、制度設計への洞察もなかなか侮れないのよ。理系の知性が滲み出てるわ。

津田大介

ネットとメディアを語るなら外せない情報社会論者。ジャーナリズムと政治を横断する姿勢は評価されるけど、立ち位置がぶれやすいのが玉にキズね。

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ジャーナリズム・ライター系

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立花隆

知の巨人。政治から宇宙、脳までを俯瞰した情報収集力のモンスター。文系理系の壁を破壊する知性の象徴だけど、いまやあまりに“昭和的”な存在かもね。

松岡正剛

編集工学の提唱者。知識を“つなげて編む”ことにこだわる、分類を超えた編集知の体現者。『千夜千冊』でおなじみ。スピードと文体の強度が異常で、読み手が試されるの。

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池上彰

いわずと知れた“解説の神”。ニュースを「分かった気にさせる」達人だけど、学術性を求めすぎると物足りないかもね。一般教養の導入としては非常に優秀よ。

橘玲

金融×社会×心理の雑食系作家。リバタリアンっぽい経済観と、行動経済学風の人間観が特徴よ。ビジネスパーソンにウケやすい書き方をしてるわね。

速水健朗

文化経済や都市論の“アングル職人”。雑誌・テレビ・都市空間の変遷を読み解く感度は抜群。コーラや団地を社会論にしちゃうセンスがずるいわ。

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科学・医学・生物系

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養老孟司

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竹内久美子

性行動の生物学的説明で物議を醸す人。「遺伝子がすべて」と割り切るスタンスに根強いファンがいるけど、批判も多いわ。ジェンダー論的には…敵ね。

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藤田紘一郎

腸内細菌ブームの立役者。寄生虫から人間を見つめ直すユニークな語り口で、新書界の“健康おじさん”。「うんちで世界を救う」なんて言いだしそうなタイプよ。

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茂木健一郎

脳科学のポピュラー解説者。クオリアやアハ体験を通して“主観”を科学で語ろうとするけど、ややトンデモ寄りに見られることも…話題性の鬼ね。

西内 啓

統計学のポピュラー化に尽力する数学者。『統計学が最強の学問である』でビッグデータ時代の思考法をわかりやすく伝える力が抜群。実証と直感をバランスよく提示して、“考える力”を鍛えてくれるタイプよ。

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批評・文化論・サブカル系

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宇野常寛

ポスト平成の文化論者。批評、時事、メディア論まで横断的に語るけど、どこか常に「今っぽさ」の漂う知性。ノイズ多めだけど、刺さるときは深く刺さるの。

岡田斗司夫

オタキングの知識解説おじさん。アニメやマンガを体系的に語り、「評価経済社会」など独自の理論展開も。軽妙だけど、時折ズレすぎて空回りすることもあるわ。

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佐々木敦

音楽、文学、アート、批評すべてを食い尽くす知的雑食家。語彙の圧で押し切るタイプだけど、独自の世界観が好きなら病みつきになるわよ。

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ササキバラ・ゴウ

サブカルと哲学を混ぜ合わせる異色の批評家。語りが独特でクセが強いけど、ある意味では“オタク的知性”の権化とも言えるかしら。難解だけどハマる人にはハマるわよ。

大塚英志

批評・編集・マンガ理論まで多才な仕事人。物語論と国家論を行き来する珍しい知識人で、読み解きに骨がいるけど考えさせられる本が多いわね。

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夏目房之介

マンガ批評の開拓者。マンガを“読む”だけでなく“語る”“構造化する”ことに取り組んだ知の職人。夏目漱石の孫という肩書きに甘えず、むしろそれを超えてみせたのがすごいわね。

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自己啓発・ライフハック系

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瀧本哲史

“意思決定の技術”を説いたカリスマ講義の人。若者に向けてビジネス思考を啓蒙した功績は大きいわ。亡くなったのが本当に惜しい人よ…。

堀江貴文（ホリエモン）

“多動力”の体現者。既存の常識をぶち壊しにかかる、資本主義社会のリアリズムモンスターよ。合理性とスピード命の主張がクセになるけど、他人の情緒には冷たいの。信者とアンチを同時に生む、炎上系賢者ね。

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西村博之（ひろゆき）

「それってあなたの感想ですよね？」の人。論点をすり替えて相手を混乱させるディベート系トリックスター。論理的なようで実は感情操作に長けた知性。ゆるい口調で現代人の心を射抜くあたり、まさにネット時代の賢者（皮肉よ？）。

読書猿

読書界の知の隠者。『独学大全』で一躍有名に。膨大な文献と知識を、自学自習のフレームワークにして提供してくれる稀有な存在。読み手に知的な覚悟を問うてくるタイプね。

DateCreated : 2025.6.22

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