2020年8月中旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。 今期はグレード7にてプレイしていました。
判定期間:2020/8/11~8/21
流行
1位:Dance
2位:Vocal
3位:Visual
特殊ルール
審査員がアイドル全員にリアクションを行う
審査員が満足するのに必要な興味値がいつもより多い(グレ7:2160000)
Visual審査員が満足するのに必要な興味値が他の審査員に比べて多い(グレ7:2700000)
審査員が毎ターン、Vocal/Dance/Visual DOWNのステータス効果を付与する(グレ7:各40%DOWN, 3ターン)
同時開催の「期間限定 夏的平衡 凛世・咲耶ガシャ」にて実装された「【われにかへれ】杜野凛世」への接待ルールでした。本当に……? 無凸、4凸スキルともに全属性バフ付与が魅力ですが、「カルメン」と「われにかへれ」では倍率と継続ターン数が異なります。「カルメン」はVo主体のスキルパネルで、4凸スキルは全属性120%UPというとんでもない上昇率ですが、継続ターンが2ターンしかなく、実質次のターンのアピール補助しかできません。また、デメリット効果として注目度155%UPが付きますが、放クラ編成の場合は火力アップに繋がるのでこれについては無視できます。
対して「われにかへれ」は、Vi主体のスキルパネルとなっており、4凸スキルは「カルメン」のVo4倍よりも高くVi5倍とアピール倍率が高めに設定されている代わりに、バフ倍率が全属性80%UPと控えめになっています。しかし、継続ターンが4ターンと長めに設定されており、初手運用が非常にやりやすくこれはこれで優秀な性能を誇っています。同時に50%のダメージUPのデバフも4ターンの間かかるので、アルストロメリアへの出張枠運用やメンタル維持が少し難しい性能になっていますね。 今回の特殊ルールですが、審査員がアイドル全員にリアクションをとり強制的に強力なデバフを付与し、3ターン目以降は全属性80%DOWNが付けられた状態でアピールを打たなければならない状況でした。目押し失敗でノーマル以下だと審査員のリアクションが先行して120%DOWNとなるので目も当てられませんね。
また審査員興味値の増加のためにかなりの長期戦を予想していました。実際、メンテ開けから翌日くらいまでは決着まで7ターンとかはザラでしたし、10ターンほどかかるマッチもありました。
まあ今期は凛世接待ですし、「われにかへ」ってバフでデバフを帳消しにして放クラの超火力で押し切れ、というコンセプトルールなのかな?と思いました。
しかし、kinzokuseitarai.iconがいるグレードはLv.7。対策の情報共有や対応の速さはさすがシャニマスのトッププレイヤー集団と言うべきでしょう。
次の画像は、プロデュースのGRAD編から確認できる取得可能アビリティ一覧からの抜粋です。
https://gyazo.com/8519cc15a2d715fa4ae27b2d425c5ca9
画像では「ボーカルマスター」というアビリティを選択しています。その効果は「アピールフェイズ開始毎にVocalDOWNステータス効果を100%の確率で除去」というもの。ダンス、ビジュアルについてもそれぞれ同様の効果が得られます。
そう、今回の特殊ルールの強制デバフを消すため、ついにこのアビリティに焦点が当たる時がきたのです。
取得条件が「Vocal上限++」のアビリティの取得なのですが、この「Vocal上限++」を取得するためには、Aブロックのファン満足度60%以上を達成する必要があります。(DanceはBブロック、VisualはCブロックで同条件)
二重の取得条件が必要な上に、PR活動を複数回行う必要がどうしても発生してしまうため、PR回数分だけひらめき回収ターンを犠牲にする必要があり、また当該アビリティも取得する必要があるので、最低限取りたいアビリティを取り切れない可能性が高くなり、今まで見向きもされていなかったアビリティでした。(グレフェスの通常ルール時に存在する4ターン目のデバフがそこまで強くないのも一因) このアビリティの効果により、ターンの最初にアピールを選択してゲージの目押しを行った直後、アピール演出に入る瞬間に該当するデバフ効果が消滅し、通常通りの倍率でアピールが入ります。
さて、kinzokuseitarai.iconはいつもグレ7でははるかぜ千雪センターのViアルスト編成を使用していることは過去の所感でも述べている通りですが、Vi極編成なので今期のこの特殊ルール対策のためにビジュアルマスターを取得する必要がありました。当該アビリティの特性上、取得は編成のうちの誰か一人で良いので、編成での役割が一番弱いメンバーで再育成するのが最適だと判断しました。この中でビジュアルマスターを取得するのに一番最適なアイドルを考えていきましょうか。 https://gyazo.com/a865cc1b6e5c17ba0c1f79726655f011
Viアルストと言ってるだけあって、アルストロメリアの3人にはそれぞれ非常に重要な役割が与えられている上に、プレイ中は優先的に札を選出したい関係で、今回のように他のアビリティやステータス値を犠牲にするようなリスクがある育成はあまりやりたくありません。 となると、出張枠の2名から摩美々と結華のどちらかを再育成することになるのですが、「【摩的・アンチテーゼ】田中摩美々」は取りたい自スキルの配置が非常に厄介で、プロデュース中に4つのPコミュを全て見る必要があったり、そのためのスキル取得個数の関係でSPがカツカツだったりするので、正直作り直したくないくらい難しいです。 であれば、Vi+200の上限所持で編成ステータスの底上げくらいしか採用理由のなかった「【お試し/みつゴコロ】三峰結華」に白羽の矢が立つのは当然と言えますね。(編成メンバーが結華でないといけなかった理由は、前々回あたりの所感で詳しく述べていますが、サポートSSR「【プレゼントなら両手いっぱい】三峰結華」の1凸パッシブの発動条件を満たすためです) そしてこちらが、今回の育成でできた結華です。
https://gyazo.com/91025d076f5c714dc4e37c8a9636f438
ビジュアルマスターは当然のこと、アピールUP(思い出高・低)、スロースターター、甜花・千雪との絆を取得できた上に、Vi値が1300超え……!?
なんか上振れしちゃいました。実はGRADで特化1300以上のステータス育成できたの、これが初めてなので、ちょっとびっくりしてます。主力より強いってどういうことなの?これをVi担当の甜花ちゃんでやってくれよ……。
とはいえ、最低限取りたいアビリティの一つであるスタートダッシュが取れなかったのは惜しいですね。まあこれには理由があって、ビジュアルマスター取得を優先したサポート編成として、ひらめきがVo1、Da0、Vi3、Me1と、かなりViに偏らせて組んでいるからなんですね。Daのひらめきが3つ必要なスタートダッシュは、サポートにDaのアイドルを組み込んでいない場合SSRのひらめきで代用するしかなく、運要素が非常に強くなるので取れませんでした。でもメランコリー除去を2つも取れているし、立ち回り方次第で取得も可能だと思っています。そう何度もここまで上手くいくとは思えないので今回はこれで妥協していますが。
それでは、今期の特殊ルールに対応した編成での結果を見てみましょう。
https://gyazo.com/4a61f09695691927599675343422b2c3
https://gyazo.com/1937a63c29e4e014aab4c761af322383
グレ7で久しぶりのパーフェクトライブだヒャッホオォォォウ!!!!!
上が今期のパーフェクトライブ初達成時のスクショ、下は最終日の朝9時半頃の結果ですね。上下でハイスコアが違うのは、今期PLを2回出しているからです。 結果から言えば、今期の残留ボーダーはPLラインを割らなかったっぽいので、PLさえ出せば残留できた、という感じですね。(いや、PLでも出すのが難しいからボーダー上がってないんでしょ)
そしてこちらが今期トップ100の最終結果です。(リンクに画像有り)
グレフェスTOP100
1位: 183,291pt
100位: 170,639pt
今期はVi審査員の興味値が多いこともあって、Vi極編成にとってはいつもより整地がやりやすい環境でした。千雪・甜花センターのViアルストや、空青あさひセンターのViストレイがランキングを制するのも道理、といった結果です。 そんな環境の中でもかなりの人数がトップ100に入っている霧子センターのVoアンティーカ編成はホント強いですね〜。今期は審査員興味値が多いために、この編成の特長である興味DOWNからの興味無視がかなり有効に作用していたように思えるので、5人ユニットでも普通に戦えてるんですね。 対して、今期はトップ100にイルミネの姿がありませんでした。2極編成が主となる羽真乃や嫁めぐる編成では、今期の全属性デバフを消すためにマスター系アビリティを2種以上取る必要があり、育成コストが高く立ち回りも難しいといった事情によるものと考えられます。 ところで、今期は凛世接待ルールのはずですよね……?放クラは……?
今期の想定編成は、Le担当に今回の凛世を置き、「【誰が為シンパシー】西城樹里」をセンター起用したVi放クラ編成だと思うんですよね。凛世の思い出アピールも弱くはないんですが、グレ7でセンター起用するには火力不足感がありますし、やはり役割的に凛世はLeader担当がセオリーになってきます。 シンパシー樹里編成は、Vi担当に「【Ring a bell】有栖川夏葉」を配置した編成で、ユニット特性上初手からかなりの高火力が出せる上に、「【ちょこ色×きらきらロマン】園田智代子」や凛世のバフからの思い出アピールで凄まじいアピール数値が期待できる編成なんですが、今のGRAD環境、ユニットにViのひらめき持ちがいない放クラではVi極の育成がかなり難しいと思われるので、そこまでできるPがグレ7にはいなかったんじゃないかな……、と思ってしまいます。 100位入りにはならなかったようですが、「【かきまぜたら*ミルク】園田智代子」センターのDa放クラ編成でフェスマスターと思しき点数を取っていた方は一人確認しています。なので、Vi放クラでも今期勝てないわけではなさそうだったんですが……、自分にできないことを他人に期待するのは良くないですね。 結局のところ、今回の凛世と最も相性が良かった編成はViストレイのようでしたね。ストレイ編成はバフ消去スキルの高火力を狙うために、布石として打つバフ付与札の威力が若干心許ないので、凛世のバフによる火力の底上げを行った上で手札を回すことで、安定して勝利を掴めるようになるんじゃないかと思いました。 早々に対策を取ることができた特殊ルール下で掴んだ久しぶりのグレ7残留は非常に心地良いですね。来期もなんとか残れるといいなぁ~。