2020年6月上旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。 今期はグレード7にてプレイしていました。
判定期間: 2020/5/31〜6/10
流行
1位: Vocal
2位: Visual
3位: Dance
特殊ルール
審査員興味値がいつもより多い(グレ7: 2500000)
追加のポジションボーナスがある
Vocal担当のDaが50%UP
Dance担当のViが50%UP
Visual担当のVoが50%UP
同時開催の「期間限定サムシング フォー ユー アンド ミー めぐる・あさひスタンプガシャPlus」にて実装された限定pSSR「【アイの誓い】八宮めぐる」に対して有利に働くような特殊ルールです。 接待ルールとはいえ、担当ユニットで勝てないわけではないので、ここ最近ずっと使用しているViアルスト編成で潜っていました。 https://gyazo.com/861187de2f97ade91983c20b245bcd5e
ただし、当期に限り特殊ルールの関係でDa担当にVisual値UPのボーナスが乗っているため、もともとLeに置いていた千雪さんをDaに配置しています。
イルミネ、放クラのGRAD編シナリオの実装以来、2極3極型の羽真乃、エクブレ果穂の編成評価値が軒並み下がっており、マッチングした際の対戦相手ボーナスが低下している、という環境変遷があります。 また、対面のGRAD編成は、アビリティが発動しない上にパッシブの搭載数が絞られることも相まって基本的に弱くなりがちで、最近の環境はフェスマスターを出すことがそれほど難しくなくなってきています。 さらに今期は、審査員興味値が増えている上に追加ポジションボーナスがあるおかげで、2極型・3極型採用者(特にイルミネ)が多く、ViアルストやViストレイ編成とマッチングする確率が減り、審査員興味値を均等に伸ばしやすい環境となっていたように思います。 そのため、上位に居座るためにはフェスマスターを出すのが事実上必須となっており、仮にフェスマスターを出したとしても、リンクアピールなどの加点がロクに積めていなかったり、対戦相手の編成評価値が低い場合は、残留ボーダーを下回る点しか取れません。 実際、期間序盤に取った3リンクフェスマのような基本の立ち回りでの得点は181kほどしか出ず、判定期間3日目には残留ボーダーもそのくらいまで上がっていて、残留点を出すためには如何にして加点対象を増やすかを考える必要がありました。
結論から言えば、当期の自分はスターを多く取ってごり押しすることで残留点を叩き出しました。
https://gyazo.com/bff48ccea32d192dd9370af02493fca2https://gyazo.com/4923852713272f3b0cbe71c683947c70https://gyazo.com/c1d415d88944296f89b339dd06bdc31c
対戦相手ボーナスもそこまで乗っていないので、かなりギリギリでした。https://gyazo.com/82f393ffe732d469f8deb0657cd91b5d
さて、当期のグレフェス環境についてですが、期間中盤あたりに羽真乃編成を中心として、GRAD編のアビリティ「物静か」を取得して進行を遅延させリンクアピールの数を稼ぐ編成が上位層で流行しました。 これについては、その編成に真っ先に着目した龍一さんのブログの方で解説と問題点がまとめられています。
審査員興味値が高く、興味DOWNによる遅延行為が有効に働く環境だからこそ、リンクアピールの数を稼ぎやすい3人ユニットが猛威を振るい、思い出アピールの火力でフェスマスターを取りやすいイルミネ編成が上位を占めるんですね。
と、これだけ見れば接待環境が上手く機能しているように思えるのですが。
期間終盤、20万超えのスコアとともに、ランキングトップが入れ替わりました。
これ、どうやら審査員にアピールをしない編成とマッチングして出したスコアのようで、一年以上前に21万Ptを出して未だに全シャニマスPの中でもトップのスコアを維持し続けている(というより破れる環境が来ない)夏目さんの実力が窺える結果です。
この「審査員にアピールしない編成」、いわゆる無害編成ですが、シャニマス一周年を控えた19年4月上旬期に、グレフェスを文字通りぶっ壊した前科があります。
あの時の状況としては、「【咲耶と摩美々のぶらり旅】白瀬咲耶」及び「【夜夜中ワンダーラスト】田中摩美々」の実装により、初期pSRである「【秘めやかファンサービス】白瀬咲耶」をセンターに置いた、俗に言うぶらティーカ編成が流行していました。 ぶらティーカの流行については別の話題になるので割愛しますが、主に「ぶらり旅」による遅延が流行した結果、長期ターンに耐えられないライバルからメンタル落ちしていくマッチが増えることになりました。
自分以外のライバル全員がメンタル落ちしてしまうと強制的に1位終了になり、その時点で獲得していた評価点でスコア計算が行われます。
しかし、マッチングしたライバルの中に自力回復札を持ち、かつ審査員にアピールする札を持たない編成がいると、どうなるでしょうか?
この編成を自分が使用しつつ類似編成とマッチングすれば、あとはそれ以外のライバルをメンタル落ちさせるまで粘り、自分の気の済むまで(審査員にダメージが入らない)アピールを打ち続け、延々とアピール加点を続けることができます。
それによって、問題の19年4月上旬期のグレフェスは100万、1000万レベルのスコアがランキングを占めることになり、さすがの運営もこれではゲームにならないと判断し当該期間はノーコンテストとなり、次の期間からアピール加点に20ターンまでの制限がかかるようになりました。
この仕様変更を受けて無害編成は使う意味が薄くなり、その後の限定ラッシュや火力インフレにより鳴りを潜めていきました。
時は流れて19年12月中旬期のグレフェスに移ります。
この時の運営は、何をトチ狂ったか、突然審査員興味値を320万まで引き上げるという特殊ルールをぶっ込んできました。
それまで150万くらいだったので、この特殊ルールは色々な意味で衝撃でした。
この環境、とにかく審査員が固いので長期戦になってしまい、1プレイがしんどいという感想が多く挙がっていました。特に放クラ編成は特性上生き残りが難しく、かなりの脱落者が出たんじゃないでしょうか。
とまあ、史上最悪の環境のグレフェスとも言われているこの期間ですが、アルストPであるkinzokuseitarai.iconは安定してプレイすることができたので、正直このルール嫌いではないです。
というのも、この時に出したスコアが20.5万Ptで当期4位と、今後似たような環境にならないと出し得ない自己ベストを叩き出せた嬉しさもあるからですね。
念のためですが、この時の対面編成に前述の無害編成はいませんでした。それを引くまでもなく、遅延+メランコリーで早々に4人のライバルが脱落し、残り2人でチマチマと審査員にアピールを重ねることになって、結果20ターンかかった、というだけなので。
で、今期に話を戻します。
今期は問題の19年12月中旬期よりも興味値は少ないですし、火力インフレも起きているため大半のマッチングでは普通にプレイできました。
ただ、前述の無害編成が放流されたことにより、運良く無害編成を引き当てた人が、それに対して適切な遅延耐久編成で挑み、きっちりハイスコアを取った、という一部例外のようなプレイングが行われました。
何が問題かと言われると難しいところで、運営から提示されたルールに従っている以上、プレイヤー側は責められるべきではないんですよね。グレフェスは好きな編成で挑戦できるようにすべきですし、その際の編成の中身についても、実装されているカードから選ばれているわけなので。
グレフェスのマッチングルールとして、自身がその期内で使った編成のうち、最も評価値が高いものが対戦相手として出現する仕様の問題ではあると思っています。実際のところ、カモに見えて嫌がらせのような妨害編成を流している人もいなくはないですからね。
また、夏目さんが刈り取った無害編成を放流した方は、編成放置と操作ミスでうっかり流してしまったようで、グレフェスの環境破壊を望んでいたわけではないようです。それとは別に、その後類似編成を流してた方がいましたが、そちらについては「運営に警鐘を鳴らす」という名目で割と積極的に環境破壊を目的とされているようでした。
最終的には、SS編成を引いて遅延PLで高得点を出したねぎしおさんが1位を持っていって今期は終了しました。その時のプレイングの動画を上げてくださっているので、紹介します。
プレイングを見る限り、kinzokuseitarai.iconの20.5万Ptのプレイングとほぼ同じ立ち回りでした。対戦相手ボーナス良いなあ……。
グレフェスは決まったルールの上で行われているゲームではあるので、正攻法でない勝ち方で高得点を取るのも間違いではありません。
ただ、強い編成を作って叩き伏せたのにスコアが伸びないとか、3人と5人ユニットでリンクアピール難度も違うのに同じ得点にしかならないとか、そういうのを大多数のプレイヤーが健全なルールと感じるかは別問題だと思うので、運営側ももう少し公平性の感じられるような調整を入れて欲しいなぁ、とは思います。ユーザー目線ではありますけど、改善案とかは(良い悪い含めて)そこそこ見かけてはいるので。
……とか考えてたらアンティーカとアルストにGRAD来ちゃったじゃん!!!しかもライバル編成のGRADアビリティ発動するようになってるし!!!調整入る前に環境変わるわこんなん!!!!!
(今期ルール、ライバルのアビリティ発動するの前提で作られてたのかなぁ?)