邪悪の王
元々子供たちとのごっこ遊びが起源だったはず
ただ、邪悪の王を名乗りながら子供たちの兄貴役としてのムーブを繰り返してるだけなので邪悪に必然性があんまり無いんだよな
1話時点ではラクレスをまだ信じていたところがあったから自分を悪者に置いた、と見えなくもないが…… ちょっとそういう複雑な心境を語らせるには素の性格が素直すぎる感がある
でも控え目さもあるから返ってそういうことはしなくもないのかな
宣戦布告する程度にはその時点で失望してしまっている
自らを「邪悪」に置くためには相当な説得力が必要なのに対してそもそもが力不足感
なんにせよ、字面と意味しているところの乖離が激しく、その乖離の理由付けにいまいち味がしないのでちぐはぐ感が出てる気がする いったん字面に目を瞑れば筋は通ってそうなんだけど味がしないのなんでだろう 説1
キャラクター的に結構無理がある発言を
こすり続けてる
けど、無理をする必然性があまり維持できてないところかなぁ
素が素直だからなぁ
「べらんめい男が一度言ったことをそう簡単にひっくりかえせるかよ」みたいな意地っ張りキャラだったら引きずってても違和感ないのかもしれない
でもそれでも面白かったかというと「?」
説2
キーになってる「子供たち」がギラにとってなんなのかがあまり掘り下げられてないな そもそも通ってはいそうな「筋」はそれ単体で脚本的に面白いのか?
ギラの周りの子供たち
孤児っぽい?
弱者ではあるが、「力なき者たち」というよりも「強かさ」の描写が目立つ
そりゃ戦う力は無いけど
宣戦布告時の「民」の意味する範囲としてはかなり限定されてしまっている 「民」の具体例にしてもいいが、「民」を言い換えてしまうとそれは視野狭窄になってしまっていないか?
「王」の立場を矮小化させているという点では邪悪……いや苦しいか
フォーカスが子供たちに合うの、子供向け番組としては正しいけどやっぱり「王」を持ち出してきたのに対してミニマムすぎてる問題はある
「兄ちゃん」で十分
規模感の乖離
1話冒頭にせよ、「遊んでくれる相手」であって、「邪悪であること」は別に強烈に求めてはいないと思う
はじめギラの周りには子供たちがいて……「いて、何?」というのがそもそも見えてない
「子供たち」ってワードがリンクしてるだけでそもそもまだ「筋」の形が見えてないからすごくふわっとしてる
そりゃ味しないわ
ふわっとしてると一般論みたいな意味しか出て来ない