選択のパラドックス
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選択が多ければ その分自由度は増し、自由度が増せば、その分繁栄するという誤解。
あまりにも多くの選択肢を前にすると 人は選択が非常に難しくなってしまいます 。
無力感に打ち勝って 決断を下したとしても 選択肢が少なかった時と比べて 決断の結果に対して 得られる満足度は低いということです。 これにはいくつかの理由があります ひとつは ドレッシングの選択肢がたくさんあると 一つ買ってそれが完璧ではなかった時 完璧であった試しがありましたか? もっといいものを選べたはずなのに と想像することは いとも たやすいことです そこで何が起こるかというと この取らなかった選択肢が 自分の決断を後悔させることになり この後悔が下した決断の満足度から 差し引かれていくのです 例えそれがとてもいい決断だったとしても 選択肢が増えれば増える程 自分が選んだオプションに対し 不満を感じやすいことになります
経済学者が機会費用と呼ぶものです。多くの選択肢を検討しなくてはならないと、選ばなかった選択肢の良いところを 想像し 選んだ選択肢に その分不満を持つ度合いが多くなることは たやすく想像できます
プレイできるゲームの量が圧倒的に増えて、一つ一つのゲームを楽しみづらくなっているのもこれのせい。
Steam内に大量の積みゲーがあると、上記の選択のパラドックス効果で楽しみは減っている。体感的に。 本についてもそう。
次から次へと新刊情報を得たり購入すると、1冊の良書をじっくり時間をかけて熟読することを機会損失だと思いがちになる。
なので、大量に積まない、選択肢を大量に見ない、着実にこなすことを信条にしたほうが、精神衛生上良い。