趣味は読書。
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目次
1 読書の王道は現代の古老が語る「ありがたい人生訓」である
2 究極の癒し本は「寂しいお父さん」に効く物語だった
3 タレントの告白本は「意外に売れない」という事実
4 見慣れた素材、古い素材もラベルを換えればまだイケる
5 大人の本は「中学生むけ」につくるとちょうどいい
6 ものすごく売れる本はゆるい、明るい、衛生無害
ベストセラーを「敢えて」読んで、辛辣なコメントをつけて紹介している この本を読むと、ベストセラーの大半も陳腐化してしまう「読まなくていい本」に相当すると感じた
今や読書をする人は、世間では少数派
だからベストセラーを読むような人たちは、少数派の中の多数派
ベストセラーなんて読ま気がしない著者は、少数派の中の少数派であったが、敢えてベストセラーを読んでやろうという分岐をするので、少数派の中の少数派の中の少数派にあたる
しかしベストセラーを購入してくれるような「善良な読者」が出版業界を支えているのは確か
基本的にこの著者の言葉はインテリ風味な辛辣なもので、感じが悪い
まあ面白いと感じる箇所もあるが、他者を馬鹿にしている感も出ている
本書ではポエミーな人生訓のベストセラーが何冊か紹介されているが、すぐに陳腐化してしまっているので買って読まなくよいことが分かる
本書で紹介していて興味が湧いたベストセラー本
読み返してみて、本書を読んで読みたくなったベストセラー本はほとんど無いなと分かった