犯人捜し本能
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(FACT FULNESSより引用)
「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
何か悪いことが起きた時、ついつい犯人を搜して攻めたくなる本能がある。
自己正当化の1つでもあると思う。
自分は悪くない、悪いのは他の誰かのせいだと思うことで、自分の心を守る防衛反応となる。
しかし、犯人を搜しても何も解決しないことは多い。
例えば、複雑なシステムの影響下にある場合、思いもよらない善意のグループが原因となっている場合に、その複雑なシステムを何とかしないと根本的に解決しないことがある。
また、特定の犯人を罰したとして、同じ環境下で同様のことを行う犯人は次から次へと発生する可能性も高い。
逆に、物事がうまく行った時は、特定の誰かを英雄としてしまいがちなところがある。
大抵の場合は環境や文化が大事である。
というのも、過去の偉大な発明は、実はほぼ同じ時期に違う場所で異なる人の間でも発明されているものが多い。
この本能を自分の過去の経験で思い返してみると・・・
ソフトウェアのバグを作った人のケアレスミスを責めてしまう
犯人搜しよりも、レビューやテストでバグを作り出しにくいように環境を作ることが大事
犯罪などの犯人が見つかってしまったらもう安心だと思いがち
犯罪が起こりやすくなっている環境が改善されない限り、安全ではないということ