ローグライト・ピンボールゲーム『Peglin』が売上1.3億円を達成した経緯
ローグライト・ピンボールゲーム『Peglin』が売上1.3億円を達成した経緯 – IndieGamesJp.dev
インディースタジオRed Nexus Games(開発者2名、デザイナー1名、作曲家1名)が作ったローグライト・ピンボールゲーム『Peglin』がSteamで約8万本売れました。価格は$17.99で、Steamの取り分を引く前の売上は$1,049,413(約1.3億円)です!
凄い!
インディースタジオに所属してみたいなぁという気持ちが湧いてくるkidooom.icon
Steamページをリリースの2年前から公開していた
できるだけSteamのフェスティバル・イベントに参加した
良いデモを作成し、継続的に公開した
プレイヤーと配信者のプレイからのフィードバックに基づいて、ゲームもデモも突き詰めた
マーケティングがしっかりできている
できるだけイベントに参加して知名度を上げる努力は大事
Dylan氏自体は10年近くゲーム業界で働いています。その経歴は以下の通りです。
カナダで復数のゲーム会社(無料ゲーム)でフルタイムのエンジニアをしていた
itch.ioで10件のゲームをリリース
5年前、Steamで『Friday Night Bullet Arena』というシューターをリリースしたが、売れなかった
→ただし、いい勉強にはなった
コツコツと個人ゲーム制作などを続けて経験を積んでいた
いきなり大ヒット作品を作れるわけではない、一発逆転を狙うのでなく、〈スモールステップでできることを少しずつ着実に増やす〉という戦略を取る
『Peglin』のコンセプトは最初2019年に開催された48時間のゲームジャムでデザインされました。 もともとは『Goblin Drop』と呼ばれました。
48時間のGameJamでコンセプトが決まっていた。
GameJamで試すことは大事だなぁと改めて感じた
完成品を目指すのではなく、大量のアイデアを作り出し、芽が出る作品を育てていく
『Peglin』はセルフパブリッシングされました。
2020年、本格的なゲームにすることを決めた後、約10〜12社のパブリッシャーに相談しましたが、興味を持っていただけませんでした。
Dylan氏 (Red Nexus Games)
ほとんどの場合、パブリッシャーから返事すらありませんでしたが、1社は『Peglin』が取り扱っている商品に合わないことを理由に断りました。1週間で1.3億円を出せるゲームは売れる商品の気がしますが、正直どのゲームが売れるかは分かりません。せめてこのパブリッシャーはちゃんと「お祈り」返信をしたそうです。
ハリーポッターが出版社に断られまくったエピソードに似ている
ハリーポッターと違って、最終的にどこもOKしてくれずにセルフパブリッシングするハードモードになっている
もちろん、価格とレベルについてネガティブなレビューが結構ありますが、配信者はまだ数時間『Peglin』を実況しています。マーケティングでよく言われていますが、「価格について文句が来ないなら、安くしすぎたということです。」
価格について文句があるぐらいでちょうどいいと思う精神大事
https://www.youtube.com/watch?v=hoSRP-w-5K0