ビンジ・ウォッチング
娯楽や情報コンテンツ、通常は1つのテレビ番組を長時間にわたって視聴することを指す。2014年2月にNetflixが実施した調査では、73%の人が一気見を「同じテレビ番組の2〜6回のエピソードを一度に視聴する」と定義している
文化的影響が議論されている
最近の研究によると、一気見をしている間、人々が番組の世界に「連れて行かれた」と感じることで、視聴の楽しさが増し、一気見の回数が増え、視聴時間も長くなる
没入感が高まる
ITVのテレビディレクターであるピーター・フィンチャム (Peter Fincham)は、一気見は将来のエピソードを予測して友人と話し合う機会が少なくなるため、テレビの「社会的価値」を損なうと警告した。それにもかかわらず、研究によると、一気見を頻繁に行うからといって必ずしも社会的関与が減るわけではないことがわかっている。ある研究ではフィンチャムの発言と全く逆の結果が出ており、大量に一気見する人は、そうでない人に比べて、日常的に友人や家族との交流に多くの時間を費やしていることが報告されている。大量に一気見する人は、どの番組を見るべきかについての意見の情報源として他の人に利用されており、彼らはしばしばオフラインとオンラインの両方でテレビ番組についての会話をしている。 一気見することの社会的価値について
毎週感想や予測を話し合い機会が減るんじゃないか?という意見もあれば
一気見するような人は日常的に何のコンテンツを観るべきか?という情報交換する機会も増えているよという研究結果がある
個人的には、ハンターハンターが毎週1話ずつ公開されて、それを読者コミュニティが議論しあうのはとても楽しいkidooom.icon 一気に全話公開されてしまうと、感想を言う対象エピソードがばらけてしまうし、ネタバレ問題が発生する側面がある。 テキサス大学オースティン校で行われた研究によると、テレビの一気見は、うつ病、孤独、自己制禦の缺如、および肥満と相関していることがわかった。「一気見は無害な依存症であると主張する人もいるが、私たちの研究の結果は、一気見をこのように見るべきではないことを示唆している」と著者は結論付けている。「一気見依存症」の治療を受けている人の症例はすでに報告されている メディア学者のアン・スウィート (Anne Sweet)博士が発表した研究によると、一気見は、むちゃ食い(英語版)や暴飲(英語版)に似た強迫的な消費の一形態であり、中毒性があるため、テレビ中毒の一形態を示す
毎週放送のアニメなどは、みんなで感想や予想を言い合う時間が発生する社会的価値について話題にあがっている
没入感による楽しさが一気見のモチベーションになっている