習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか
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目次
第I部 習慣の機械――なぜ人は習慣から抜け出せないのか 第1章 習慣とは何か?
習慣の詩人/習慣の動物園/習慣と目標/なぜ人間は習慣を持つのか?/行動を理解する/習慣と行動変容を理解するためのロードマップ
第2章 脳が習慣を生み出すメカニズム
習慣と意識的記憶/意識的な記憶のシステム/トカゲの脳と習慣の関係/大脳基底核とは何か?/ドーパミンは複雑なもの/ドーパミンと脳の可塑性/ドーパミンは何をしているのか/快感についてはどうか?/線条体での行動選択 ボックス2・1 興奮性ニューロンと抑制性ニューロン/ボックス2・2 光で脳を制御する/ボックス2・3 カルシウムイメージング――ニューロンを「光らせる」
第3章 一度習慣化すれば、いつまでも続く
古い習慣は死なない/無意識的行動への移行/一つになる――ひとまとまりの行動としての習慣/トリガー警告――合図はいかにして習慣を引き起こすのか/よそ見はできない――報酬をもたらす刺激は注意を引く/習慣を強固なものにするメカニズム
ボックス3・1 DREADD
第4章 「私」を巡る闘い
脳内競争?/人間における記憶システムの相互作用/目標指向行動と習慣の区別を定式化する/モデルベース強化学習とモデルフリー強化学習/目標は習慣化できるか?
第5章 自制心――人間の最大の力?
脳の前部には何がある?/なぜ前頭前野は特別なのか?/情報を心に保持する/強いストレスを感じているときに生物学的に起きていること/一番辛いのは「待つこと」/今? それとも後?/一つの脳に二つの心?/衝動をコントロールする/自分を止める/意志力の盛衰
ボックス5・1 拡散強調画像を用いた白質の画像化/ボックス5・2 ゲノムワイド関連解析/ボックス5・3 脳への刺激/ボックス5・4 なぜ小規模な研究が問題になりうるのか
麻薬の中毒的な魅力/「麻薬を使うと脳はこうなる。質問は?」/衝動から習慣への移行/ストレスと依存症/依存症は本当に習慣なのか?/「私のドラッグは食べ物」/デジタル依存症?/なぜ薬物依存症になる人とならない人がいるのか? ボックス6・1 遺伝子調節とエピジェネティクス/ボックス6・2 陽電子放出断層撮影(PET) 第II部 習慣を変えるには――行動変容の科学
第7章 新しい行動変容の科学に向けて
公衆衛生問題としての行動変容/行動変容の新しい科学/行動変容のための新しいアプローチ/介入の標的
第8章 成功に向けた計画――行動変容がうまくいくための鍵
選択構造/損失回避とフレーミング/意思決定をするのではなく、ルールをつくる/トリガー警告――習慣への介入/習慣を逆転させる/マインドフルネス――誇大広告か、それとも効果的な手法か?/自制心は鍛えられるのか?/抑制の訓練/変化を想定する/まとめ ボックス8・1 メタアナリシスによる研究結果の統合的な分析
第9章 習慣をハックする――行動変容のための新たなツール
悪い習慣は消せるのか?/「喫煙者だったことを忘れた」/オプトジェネティクスはヒトに用いられるか?/神経化学的「ゴルディロックスゾーン」――実行機能を改善する薬/個別化された行動変容に向けて
第10章 エピローグ
まとめ/個人の変容から社会の変容へ
監訳者解説
キーワード、雑メモ
その習慣は、目標的行動なのか、強制的行動なのか
一度習慣化されれば、いつまでも続く
何かをキッカケにして、また習慣が戻る
予測を裏切る結果が、大きな刺激となって習慣化に繋がる
自分はちゃんと理解できてなかったことを認識した
再読して整理したい