実行する詩
Code Poetry(Machine Code)とPoetry Reading(Human Code)
2.
電子詩は「語る」のではなく「やる」。
電子作品を読むということは、それらを操作したり演奏したりすることに近い(ゲームに似た要素をもつ作品もあるが、どちらかといえば楽器に近い)。
E-poetry does things rather than says things. To read e-works is to operate or play them (more like an instrument than a game, though some e-works have gamelike elements).
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最低限、作品はブラウザに読み込まれなければならない。その行為によって Flash ファイルが再生を開始し、映像のように見えることもある。Brian Kim Stefans の「The Dreamlife of Letters」は、その長く美しい代表例である。Eduardo Kac のバイオ・ポエトリー作品「Genesis」では、閲覧者やギャラリー来場者がボタンを押すことで、実際の細菌に遺伝的変異を引き起こさなければならない。Emily Short のインタラクティブ・フィクション「Galatea」に取り組むには、「ask Galatea about her awakening(ガラテアに彼女の覚醒について尋ねる)」や「touch her shoulder(彼女の肩に触れる)」といったコマンドを入力する必要がある。Marko Niemi の Word Toy「Stud Poker」をプレイする際、ユーザーはクリックして、ベット、レイズ、コールといった結果を画面上に出現させる。誰でも「Wordle: Beautiful Word Clouds」にテキストを入力すれば、単純なアルゴリズムによってそのテキストがどう「作用」されるのかを見ることができる。Geniwate の「Concatenation」のような作品は、熟考し探索する読者を必要とし、何度も読むことで経験が蓄積されていく。なぜなら、これは生成的な作品だからである。生成的作品では、読者はプロセスを開始するが、その結果は作者にも読者にも事前に予見できない。遺伝子コードのように、一片のコードが多数の変数に対して作用する。具体的な出力は誰にもわからず、わかるのはそれを制約するルールだけである。
生成的でなくとも、作品が十分に複雑であれば、同じ体験を二度と繰り返さない可能性がある。たとえば、インターフェイスが非常に複雑で、クリック、ドラッグ、その他のマウスやキーボード操作、さらに画面上の変化への細心の注意を必要とするような作品もある。この種の作品には明示的な操作説明が付く場合もあるが、付かないことも多い。Talan Memmott の「From Lexia to Perplexia」(PC の Internet Explorer が必要)はその典型で、長い時間をかけた慣れと高度なインタラクションを要する。この作品におけるユーザーの一つひとつの操作が、作品の哲学的意味の一部を担っているのである。
notes
https://gyazo.com/ee55f22b428376b857f4147ad359bcae
GENESIS, Eduardo Kac
https://gyazo.com/31b74fd5ae6ae67aa018964dc3105a31