Electronic poetry
E-Poetryの11のルール
Stephanie Strickland, 2009
1.
電子詩は、その制作・保存・表示にコードを不可欠とする。
コンピュータが作品を実行し──読み取り、場合によっては生成もしなければ──電子文学を体験する方法は存在しない。
2.
電子詩は「語る」のではなく「やる」。
電子作品を読むということは、それらを操作したり演奏したりすることに近い(ゲームに似た要素をもつ作品もあるが、どちらかといえば楽器に近い)。
3.
電子文学は、新しい社会状況にふさわしい文学のかたちである。
4.
電子詩は、新しい読書スキルを必要とする詩である。
5.
電子文学は、ネットワーク化されたプログラミング実践から生まれる美学に基づいている。
6.
電子文学は、書かれると同じくらい構築されるものであり、「テキスト工学」と呼べる新しい書き方の一形態といえる。工学や大規模建築プロジェクトと同様に、その制作には多様な専門知識が関わる。場合によっては、複数の読者と複数の作家の参加も必要となる。
7.
電子詩は、世界を構築することによって、それを描写したり省察したりする。
8.
電子詩は三次元空間を三つの方法で探求する:画面上で、ギャラリーのインスタレーションで、そして人々を地上で移動させながらモバイル端末で誘導することで。
9.
電子文学は、人間と機械、人間の知性と機械の知性との間のフィードバック過程の結果として生まれる。
10.
印刷詩では、インターフェース(読書面)と保存面は同一であるが、電子文学ではそれらは同一ではない。
11.
電子文学は、ネットワーク環境に内在する新しく異なる種類の時空間体験を可能にし、かつそれを要求する。