何万食の消費期限を評価する確率論
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1日に1万食の製造 すべての商品が安全であると保証できますか?
製造された食品は各家庭に届くため,少量で多数の数がある。
少数で多数のロット検査は困難であるため,確率に基づいた評価があると便利
99.99...%の確率で,賞味期限内に腐敗が発生しません。を実現する確かな計算技術
細菌のひとつひとつの動きを確率で再現すれば可能。
細菌を用いた反復実験でも証明済み
今まで曖昧にされていた腐敗発生および安全性の根拠を数値化できる。
細菌の生命力のばらつきも考慮に入れた斬新な評価技術
背景
細菌集団の増殖挙動は平均値で表記されてきた。
一方で,少数の細菌では平均値から離れた挙動をとる。
食中毒少数の生残でも,食中毒を引き起こすリスクを持つ
少数の細菌を含んだ細菌集団挙動を予測したい。
確率論を用いた細菌挙動モデルを作成した
理論
細菌集団の増殖挙動は片対数
初期菌数に依らず単位時間あたりの増殖割合は一定
ひとつひとつの細菌の増殖は独立であると定義
負の二項分布を用いて,ある時間の生残細菌数を表記
Webアプリ
発表資料
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https://scrapbox.io/files/622577abaed271001e3f84f4.png
投稿論文
Koyama, K., Hiura, S., Abe, H., Koseki, S. Application of growth rate from kinetic model to calculate stochastic growth of a bacteria population at low contamination level, 2021, Journal of Theoretical Biology, 525, 21, 110758 https://doi.org/10.1016/j.jtbi.2021.110758 Hiura, S., Abe, H., Koyama, K., Koseki, S. Bayesian generalized linear model for simulating bacterial inactivation/growth considering variability and uncertainty, 2021, Frontiers in Microbiology. 12:674364. https://doi.org/10.3389/fmicb.2021.674364 研究費
table:リスト
2019-2021 科研費 研究活動スタート支援
2017-2019 科研費 特別研究員奨励費
2017-2019 JSPS 人材育成事業